大分川各支流にてコソコソとエノハ釣り! 阿蘇野川と湯平駅にて

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エノハの渓へ 2010年第3話

1日ゆっくりと渓流に入り浸ることができる。

そんな時間が取れないために、3時間ほど釣りができる隙間を見つけ出しては大分川で遊ぶ。
おいらにとっては、これまで通りのこの季節の流れでもある。
歯がゆくもあるが川で過ごすことのできる時間が戻ってきたのは何よりも嬉しいことだ。

地元大分川の各支流で人目につかないような場所でエノハを釣る、それがおいらのコソコソ釣り。
大分川の本流筋だけでなく、七瀬川、阿蘇野川、芹川、花合野川、由布川などの気になっている流れの支流で遊んでいる。

本人は人目につかないつもりであるのに、メジャーなポイントをうろつき回っていることもあれば、思ったよりも険阻な場所をドッコラショと乗り越えたり、田んぼの脇に釣り糸を垂れたりという、気の向くままのスタイルでもある。

~2010年 エノハの渓へ第3話~

湯平駅にてまったり過ごしてしまう

前回のニジマス乱舞以降は、大分川の支流をポイントを変えつつの確認。
七瀬川、阿蘇野川、芹川、花合野川、由布川などの川虫の様子や入渓地点や流れなどをじっくりと見て回った。

そのせいか、竿出し時間よりも移動時間の方が長くなった気もしてる。

暇をみてはルアーと長竿を引っ張り出し、サツキマスを狙って大分川本流筋を河口周辺から櫟木ダム上流方面までの開拓に出撃してみたりと釣りには行っていたのだが、全く結果には結びついてはいなかった。

さて、この日は七瀬川から芹川へ、そして阿蘇野川を見て廻るが今ひとつエノハ釣りをする気にならず辿り着いたのが、花合野川の流れに共同浴場がお気に入りの湯平温泉。
大分川水系で汽車を利用して釣るのならアリな場所だなと思いながら、湯平駅でくつろいだ時間を過ごしてしまった♪

湯平駅

鈍行列車ファンだったためか駅舎で時間を待つというのは好きなので、ついついホームやらをウロウロしてみると、向かい側のホームには寅さんの文字(湯平はロケ地だったのです♪)や由布院方面へのトンネルまでに美しい桜など、柔らかな気分に包まれる。

山頭火の句碑

何かおかしいかも??
山頭火の句碑にしっとりする内に気が付いた。

そうだ、川見に来たんだっけ?

慌てて車に乗り込み旧道を戻り、花合野川そして阿蘇野川方面へと釣り場を探した。

阿蘇野川のアマゴらしきエノハたち

阿蘇野川にて川虫を捕ってからエノハ釣りを開始、里川といえる流れを釣りあがった。

きちんと流すと反応はすぐに目印にでた♪

エノハ 阿蘇野川にて

7寸強のエノハだが朱点が見えない‥。
アクリルケースに入れてじろじろ眺めてみると体側の反対に弱冠朱点を発見!
わずかに安心し、次を流すと良型の引きが竿を心地よく絞る。取り込むとゆったり8寸の上はある魚体に美しき朱点☆☆
急げ~とばかりにタモに入れたまま水につけておき、ザックから撮影キットを取り出して、タモを見た‥。

あれ?おいらは夢でも見ていたのか?
綺麗なエノハの姿はタモの中には無かったのだ。

結局本一となったエノハの撮影はできずじまいに。

エノハ

この日特に気づいたのは、範囲ごとに似通った体色のエノハが多かったこと。
川の流れや常の餌に養分などが影響しているのだろうと思っている。

その中で全体に黄色を帯びたアマゴが1匹。
この手のはもう少し下流部に多かった気がしたものの、特徴的なアマゴに出会えたことが嬉しくなるというもの。
アクリルケースを回しながらじっくり観察した。

エノハをアップで

良い具合にエノハが釣れてくる。
入渓地点から距離を稼がずに7寸越えサイズが15本なら嬉しくなるというもの♪ 

ところが、川の流れ方が平たく薄く変わった途端に様子はおかしくなった。嫌な感じで乗せられないアタリが続いたときに針がかりしたのは、2寸を越えるくらいのエノハちゃん。
その上朱点も良く見えない‥。

「お前は素揚げにすると美味ぇんぞ! 油ん中はしんけんあちい(めちゃくちゃ熱い)んじゃ! そりゃあ、おでかろうが!(恐ろしいだろう!)はまった(分かった)らみんなに言うちょけ!」
ときっちり大分弁で脅かしてから川へ帰した。

これでおチビなエノハどももびびったはず♪

気を取り直して、一つ上のポイントに投入すると‥、
「わいどぉ~! わしがん話を聞いちょらんかったんか△?○×!」

再度おチビなエノハを脅かしてから一つ上の流れに餌を投入すると♪
「また‥」
大分弁じゃ通じなかったのか? エノハ弁の勉強をば! などと反省しております。

聞き分けの良くない阿蘇野川のチビエノハ君たちには困り果てました。
5時のサイレンが阿蘇野川の谷間に響いたので納竿し、疲れ果てて車へと引き返した。

阿蘇野川の流れ 大分川支流

コソコソとエノハ釣りの終りに

次回は、チビエノハから気を取り直して大分川新規開拓の谷を希望♪
あくまでも希望なので、どこに行くのかは風任せ。

そういえば、「釣り場で人に出会うことが少ないなあ」と思いつく。
メジャー過ぎるポイントは眺めて通過だし、釣り人の姿を見つけるとエノハよろしく物陰に隠れるし、「憧渓さんですか?」なんて聞かれたこと、いや身バレしたことはないwww

コソコソとエノハ釣ってるのがしみじみと分かりますな♪

大分川の最も有名な渓流釣り場の片翼であるのがこの阿蘇野川。
黒岳から一直線に大分川本流へと流れ下ります、入渓しやすいところも多いので初心者でもオススメな箇所となってます。
詳細などは上記の記事にて♪

2010年エノハの渓へ第4話は、次回の更新をお待ちください。

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