落とし込み仕掛けでの釣り方 のべ竿で根物や良型狙いに使用

2017年10月5日

五目釣り用仕掛けが上~中層及び探りメインなら、この落とし込み釣りの仕掛けは中層~底専用のもの。
どちらも実績や釣り方の基本はそんなに変わらないのだけれど、
ドカンと大物狙いで使うように設定していくのがこの仕掛け♪
(現段階では試行しながらですが^^)
根魚系にも効果的だと思います。

オモリも重めにし、誘いを多用しつつおチヌ様を狙っていきます。
どう言えばいいのか分らず「落とし込み」仕掛けといってますが、
本家チヌ屋さん方の落とし込みを参考にw
調子に乗ってヴァーチカル・チニングなんて言うと格好良さげか(爆)

ただ悪戦苦闘中です。ポイント探し、エサの選択、仕掛け改良、やりとりなどとほとんど素人丸出し状態。毎回の釣行ごとに色んな発見ができるのも面白い点。結果を出せるよう頑張ってます、応援よろしゅうに♪
シーバス狙うならもちょと違う方向性になりそうですね。

落とし込み仕掛けの解説

これは渓流で使う本流大物釣り仕掛けから、基本的な考えを頂戴した仕掛けと言えるでしょう。

のべ竿 落とし込み仕掛け

肝は手尻を長めに取ることと、
チヌの落とし込み釣りのようにハリとオモリを近づける事でしょうか。
※加筆重要分
⇒図では手尻(バカ)を最大で60cmとしていますが、2mくらいまではとるべきだろうと思います。
まず細糸で竿を立てるにはここが大事かなとw

天糸を使う場合と違って、通し仕掛けはライン全体に結束部が少ないので、
ハリスの強度そのものが仕掛け全体にかかるために強いのは事実。
ですが、糸の絡みや振込み、手返しを考えて今は天糸を使ってます。

この結束部から飛ぶような事が多発すれば、ハリスの通し仕掛けに変更予定。
2号通しだと渓流竿やハヤ竿の方が負けそうなので‥。

では落とし込み仕掛けの各部を詳しく見てまいりましょう。

【竿・ロッド】
今おいらがハヤ竿の4.5m、チンの字は渓流竿硬中硬の5.4mを使用中。メバル竿でも良いでしょうね。
鯉竿の太い奴でパワー勝負という手もあるでしょうけど、チヌ狙いの時にそれでは趣に欠けるかもしれません。
でも50~60オーバー狙うというなら選択肢の一つかなと♪
おっとカンダイやスズキならボラ竿って手もあり(爆)!
一度ご覧くださいナ、長くて太い! 9~10mで約1kg、これぞ剛竿です。

河口周りでチヌ・スズキの大型狙っていくのなら、
本流竿系のサケやサツキ狙い用のロッドがベストなんでしょうけど、
おいらには長くて、高くて手が出ないんです。んで他に流用できそうなもの探してます♪

とにかく振り込んで、支えてを一日繰り返すのでできるだけ軽くて強い竿が良い。
ライン強度にあわせた先径の太いものを選んだ方が竿折れの危険は少ないと思います。

【糸・ライン】
2号の天糸に、0.8~1.5号のハリスで行きます♪ メインは1号を使用中。
これ以上だと竿の方が心配ですからネ。
(えw2号でも竿が怖い? ですよね~wwww)
まぁ一応竿の強度も考えますけど、渓流竿使うならメーカー指定の号数なんて無視しなきゃやってられませんのであしからず☆ もちろん折れても自己責任。

渓流釣りで使っている仕掛けと同じように天糸側にダンゴを作り、
ハリス部はチチワを作ってくぐらせています。
チモト回りは折り返してダブルラインで擦れ対策してからハリと接続。

試しに今は結束部にゴムチューブ(0.8mm径)を入れてます。
ナイロンラインとの組み合わせで、ぬぉ~んと何処までも延びる感覚がステキ♪
ただ、ポロりん多発注意報が発令されますので アワセは気持ち強めにしています。

それと自分が使い得る範囲でバカを長めに取ります。
特に深場は竿一本分仕掛けが入りますので、魚を掛けた時(足場高にもよる)に竿から仕掛けがほぼ伸びきった状態になるので竿を立てられない。立てなきゃ勝負にならないと考えています♪

【目印】
渓流釣りから見れば、これでもかってほどカラフルに付けてます。
2色×3ケもしくは3色×2ケプラスα。
上層の小魚やエサトリに突付かれてアタリが見難い時があるのは大きな悩みです。
そりゃあ美味しそうなエサがストンと落ちた後にフワフワ不思議なものが漂っているんですからね~ww サヨリが釣れたことも‥涙。

天糸の部分に蛍光系のラインを使うと見やすいでしょうネ。
要は仕掛けがアタリを発しているのを気づくためにどうするかって事が重要ですから。

【オモリ】
エサの重さでフリーって手もあるけれど、目印増えそうだし、
集中力が今以上に要る気がしてるのでまずは4Bで始めます。

コントロールしながらエサを沈め、仕掛けを入れていきます。
浅場は軽めにしてゆっくり入れてアピールする方法もアリ。
深いところはテキパキと攻めて行きたいので重めでドンと行ってます。

ハリの直上に打ちます。五目のときとは違って誘ったり、止めたりとコントロールする感覚です。
ハリの飲み込み防止にも効果があると思いますヨ。

上層の潮が強い場合やアタリが出にくいときには、
針上のオモリから1~2Mほど離してカミツブシを追加もします。
これ渓流の大渕などでも使えるパターンですw

【ハリ】
素直にはチヌ針の2~4号がいいと思いますが、
おいらのような胴調子の竿だと太くて大型チヌの顎にしっかりと刺さりきれません。
チヌの落とし込みなどのように、ハリにオモリは打ってないので、
一つ細身のにしようかなと思ってます。渓流の硬調以上ならなんとか刺さりやすいと思います。
アワセを変えるきっかけになってます♪

釣り方や場所

【釣り方】
落とし込みも釣り方はほぼ五目釣りと一緒で、おいらの「のべ竿道」のメインの考え方。
自然なエサが漂ってますというよりも、タナや魚を意識してアピールさせるといいますかw。
また五目釣り用の仕掛けよりも、ハリを飲まれにくいのも気に入ってます。

1)垂直方向の攻め

ヘチ沿いや竿の届く範囲で行います。静かに投餌して、ラインを多少ハリ気味に落とし込んでいきます。アタリは仕掛け全体に出やすくなりますが、フリーで落とすよりも魚に違和感は多いでしょうか♪

一気に緩めてフリーで落とすのもモチロンありです♪
この場合はラインのスピードの変化を見逃さない事が重要になります。一つの目印を追うのではなく、水面直下に見えている目印と水面直上のラインに集中しておきます。どちらもピシピシ早く動くアタリはコンマイ魚なのは渓流と一緒♪

反応によってはフォール中に止めて少し聞きながら竿を上げ、再び落としていきます。
その際はゆっくり聞きアワセをする感覚といいましょうか、この上げた時や落ち際にアタリが出ますので要注意、誘いになるですからw

着低するまで反応がないなら、底を叩きながら横移動を繰り返すパターンも有効です。

エサを見せすぎないのも一つのポイントだし、底でじ~っとしていても喰ってきます。その時のパターンがあるので一概には言えませんけど。

2)斜め方向の攻め

カーブフォールで落としていきます。普通に投餌すればこうなりますのでご安心を♪
例えば仕掛けを立てたい場所や狙いのポイントの少し奥側に投入し、落とし込んでいけば穂先側にラインが引っ張られて手前側に斜めに入ってきますよね、これです。

縦方向よりも単純にアピールする時間が長いのがメリット。
まぁエサ取りが集まってタナに届かなくなる率も上がるのがデメリットかな(笑!) そんなに気にしませんけど。

底まで沈めて少し待ってみますが、反応が無ければ入れなおします。
ヘチや沖側を扇状に探ってみて反応をみつつ移動しながら釣っていきましょう!
垂直方向の攻めと組み合わせて反応を見て、良好な方やポイントによって変えて行きます。

【場所】
河口、港、防波堤、テトラ帯、地磯まで、足場次第で何処でもチャレンジ中。
今はヘチまわりのポイントがメインです。

ただ、手前の敷石やテトラが長いと竿が届きませんので、当たり前ですけど♪