ケプラーノットでリリアンに代わるのべ竿の穂先を作る
穂先を太い糸に対応させるための強化を!
「ケプラーノット穂先の写真送ってください!」
自作するからと夜半にチンの字から連絡が入ったので、ブログ用にと撮影していた手順の写真と共に送ってみた。
すると返事がすぐに返ってきた、
「あ~っとw 作ってください!」
などという会話で分かるとおり存外面倒な代物なので、穂先強化やリリアン切れなどで困っている人は589本舗の竿先補強キット 魔勢乱銅来武 972円(税込)がオススメ。
魔勢乱銅来武の取り付け動画を参考にあげておきます。
接合自体は通常のリリアンの補修の時も一緒ですので、渓流竿やハヤ竿のちょっとした穂先補修の参考にもなりますね。
ケプラーノットでリリアンに変わる穂先部分を作る
ちなみに渓流のみだとあまり関わりがないのでご紹介しておきますと、フィッシングラインの総合メーカー YGKよつあみが販売しているリーダー用の化学繊維糸で、ケプラート、ケプラーノット、ダイニーマ、ザイロンなどといった商品があります。
強度が非常に高く石鯛・ブリはじめ海の大物釣りに使用されています。個人的には国東から大分での岸ジギや蒲江・日向沖のジギングの際にアシストフックなどの結束に使用していました。
ケブラーノット穂先を自作した完成写真をまずご覧ください。
これを上記の動画と同じように接合するのでそちらを参考にしてもらい、ここではこの穂先本体の作り方を説明していきましょう。
ケプラーノット穂先の作成手順
接合するのべ竿穂先の太さに合わせて使用したのはケプラーノットの25号。それを今回は9cmに切って作ってみましたが、先端にあたる輪をもう少し大きくしたい場合は10~11cmくらいで良いかと思います。
※この糸は普通のハサミだと切り難いので専用のはさみやPEラインカッターが便利です。
ケプラーノットを適宜切った後は、まず中に入っているもう一本の細い糸を抜き取ります。残ったのは細めのハリ結束などにも利用できそうです。
ここで便利なのが中通し加工用のニードルですが、私同様もっていない方は太目の縫い針でも可能です。
細い糸を抜いたので中空となっているところに下写真のように縫い針を通します。
ご覧になれば分かりますが細い糸を沢山編み込まれていますので、
頭を出すのはできるだけ間からが良いでしょう。
次に下写真のようにケプラーノットを先端部から針穴に通します。
できるだけケプラーノットの先端がばらつかないようにした方が穂先につけるときに綺麗になりますので丁寧に^^
そしたら針先の方にグリグリと引っ張ります。
ここで力加減が大事で、一気に引っこ抜きますと針穴部分に輪っかができてしまい、針が取れませんので下写真くらいまで引っ張りぬくのを目安にしてください。
一方をひっぱるとケプラートの端っこが見えますので、輪っかを残すようにしつつ針穴からケプラーノットを抜いてしまえば完成です。
最後に輪っかの大きさを調整し、のべ竿の穂先が入る部分が巧く二重になっているかを確認すれば完成です!
一気に引っこ抜かない力加減がちょっと手こずり、
「ムキィィィィ!」となるほど何度か失敗しましたwww
後は穂先につけるだけです。瞬間接着剤だけで心配な場合はエポキシなどでガッチリ固めるとより強力かと思います。
のべ竿の穂先強化する場合の一つの方法としてあげておきます。
参考になればうれしいです。
竿ができたら次は・・・
ここまでくると次の問題は、仕掛けの全体と針(結束や大きさ等)そして使用するエサ・疑似餌です。
実際に試しながら試行錯誤することになりそうで、ワクワクしています。
その仕掛けやエサについて、作戦を練っていたところ、
「サーフで立ち込み、泳がせ釣りっぽく釣ってヒラメやマゴチ釣れたら、ビーチの視線が集中しますよ~!」
というチンの字の妄想メールが送られてきたwww
「ぴ、ピチピチぎゃるいっぱいかのぉ??」
「当然です! キリリ」
今年の夏はビーチでのべ竿釣りかもですな@@
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