テトラ回りの撃沈 おチヌ様に翻弄される日々w

2017年10月5日

海の「のべ竿釣り」も防波堤や河口回りだけでなく、
テトラ帯へも釣る範囲を広げています。
やっと掛かったであろうおチヌ様(姿を見てないので‥)にも、仕掛けを飛ばされ苦戦続き。
テトラ回りはやっぱ短竿にリールかな・・・なんて鳴きが入りそうな日々w

※過去記事からの移転・加筆修正分。

おチヌ様に弄ばれる

チンの字と昼から2~3時間ほどタイミングがあったので、
おいらが2発、チンの字も1発やられている大型チヌが狙える場所へと出撃した。
潮が効いている岸際やブレイクラインを丹念に攻めてみるが反応は薄かったため、
少し湾奥へと移動してみた。

すると中層から底に到るタナで反応が濃くなり、アジやキビレ、メイタが次々に竿を絞って楽しませてくれる。
ここはほとんどコマセがされていないようなので、フグやベラの反応が薄いのもうれしいのだ。
エサはオキアミの生。

憧渓:「よい、楽しいパーティタイムじゃのぉ♪」
チン:「ですね~、おっと来ました~」
憧渓:「つぅことは、この反応が無くなったら大型チヌに期待じゃの~♪」
チン:「ですね~」

最大で七寸強クラスのメイタの数釣りを楽しんだあとで、反応が薄くなった。
そろそろかと期待して底付近へ仕掛けを落とし込み続ける二人。そして、

チン:「ブギャ!」

と言葉になってない声の上がった方をみると、一気に5.3mの渓流竿の穂先が水の中へ持ってかれている!
必死に竿を立てて耐えようかとする彼をあざ笑うかのように穂先がブンっと弾かれた。
どうしようも無いでしょ~!と泣きを入れる彼だが、悔しさ倍増のはず。
冷静にチモト切れを考えれば、まぁまずは結束だろうか。

この前に、おいらも近場のポイントで一発大バラシをやってました。
カニ餌を落とし込んでいて、ヒットさせグングンと来る引きに余裕を持ってやり取りをしていたが、
無常のフックアウト~! 

嗚呼、情けなさすぎる‥。

テトラ 帯でも繰り返される撃沈!

とある日曜日にサンバソウをメインターゲットに定めたのべ竿道に出撃。
前回へし折られたアポロの秘峰の敵討ちをするためにww
ポイントは近場の赤灯台テトラ帯だが、日曜という事もあって人も多い。
マキエもかなり効いてそうなので、今日は厳しいのかも。

テトラ回りの景色

根元からポイントを飛ばしつつ、先端まで探りながら釣っていくがサンバソウの姿は見えない。
ベラとフグの猛攻でオキアミはドンドン減っていく上に、クロやチダイの反応も無い。

仕方なく沖~際狙いから、穴狙い中心に変えてホゴ(アラカブ・カサゴ)狙いへ。
竿の長さを調整し、コントロールしながらテトラの間に落としていくことにした。

アカホゴ(アラカブ・ガシラ)

先日楽しませてくれた20アップのホゴ(カサゴ)を期待したけれど、
穴という穴に入りこむ途中にフグとベラがじゃれ付いてくる。
風も強くなり、残ったオキアミも10匹ほどで心は半折れ状態。

穴狙いもあきらめて、根元に帰りながら釣る事にした。
風もでてきたのでオモリ4Bに3Bを追加し、テトラの際を探りながら。
すると~!竿がぐんぐん曲がるじゃぁないですか。

「おっしゃ~」っとやり取りするが、チヌやクロではなさそう。
モチロンのこと狙いのサンバソウとも違うみたいだ。浮かそうとグイっと竿をあげると、
あらら八寸五分越えのフグ‥、重いのに無理して抜こうとしたらチモトがプツ‥。でかかったデス。

後で考えれば、此処が今日の分かれ目だったんです、実は。
テトラ際はハリス(1号)を太くしておけという啓示だったのかもしれません。
そのままダブルラインも組まずハリを付け替えたそのままの仕掛けで、
チダイが2匹ほど遊んでくれたその後のこと。馴染ませている途中に仕掛けがずぅっと入った!

「ぬが~! こんちくしょー!」、と大声を張り上げるおいらだが、
魚はハリを咥えたままテトラの中へと力強く悠然と泳ぎこんでいく。と、止まらん
ハリを咥えたままテトラの中へとグィ~ンと泳ぎこんでいく。

ハリスが擦れる感覚が伝わってくる、ズルルル。
「あぁ~、止めてくれ‥」。そんな都合の良すぎる願いは通じない。
ズルっと竿から重さは消えてしまったのだ。
チモト近くにつけていたオモリ2つは、テトラにめくりあげられ道糸との結束部近くにまでずり上がっていた。
当然ながら残ったラインはズル向け状態。
おチヌ様ではない感じだったが、果たして何だったのか? 悔しいのです。くぅ~!

テトラ 回りはパワーゲームだ!

ソフトルアーでテトラの穴を狙う場合、一気の勝負が重要だったことを今更ながら思い出した。
ホゴやフセリ(クロソイやタケノコメバルをそう呼んでました♪)などで良い型の根魚にへばりつかれたら動かない。トラウトロッドだと最初の一発でハリがかりが精一杯なので、奥へと持っていかれた時にはどうしようもなくなる。
糸を張ったまま相手が一瞬でも動いたときに手前に引っ張るしかないのだ。

この持久戦の時に一番の敵は自分と漁船だ。短気な自分はついつい要らぬ事をしてしまい、ラインをぶちきってしまうし、漁船が通ると驚いた魚は更に奥へと潜ってしまいラインブレイクにつながってしまう。
まぁそのスリルがある勝負が面白かったのだけれど。

汎用的に釣る場合と違って、穴専門で狙う場合は1.2~1.5mほどの硬め短竿に、
3号前後のラインとベイトリールで勝負してました。

親指でスプールを押さえながらフォールさせ、一瞬のアタリに目一杯のアワセで巻き上げる!
このスピード感はタマリマセンでした。
テトラの中から35オーバーから40クラスまでが抜きあがると最高の気分ですよね!

まぁしかし、ホント学習してないというか、
これまでの経験を活かさずにテトラ際を甘く見ていたといいますか‥。
またいい勉強になりました。

のべ竿道は果てしなく‥。