今年は例年になく寒さが続くっていうか、日曜ごとに寒波が襲来…。
渓流釣りのファンはみんな寒い思いをしながらがんばっているんだろうか?
そんな私も解禁直後の大分川水系の芹川、阿蘇野川や大野川水系の久住川、潤島川、玉来川などに転々と出撃! もちろんのエノハ狙いです♪
~2005年 エノハの渓へ第4話~
寒波の中で大分川、大野川へと釣行を
釣りはじめて間もなく寒さのせいで、手がジンジンしびれくる。
K君のフライガイドも凍ってしまった。濡れた鮎足袋のフェルトに浸み込んだ水分もすぐに凍ってしまい、足をのせておいた岩にへばりつく。
憧渓:「よ~い…、もういかれん>< チット車に退避しようや~」
寒さに負けて避難したのは、初めての気もします。
果たして年のせいか、それとも寒さのせいか?
四国でアメゴを釣って居た頃なら、吹雪の中をGパンで川に立ちこみつつ、ミミズをハリに刺すことができない状況でも釣っていた気はするのですが…。
時間つぶしにポイント開拓しながら、谷を変えて釣りあがると、尻ビレに朱色の入った中々のエノハをチンの字がゲット♪
この日は、魚の反応が厳しい。
下の写真はフライへの反応が無く辛い釣りを続けさせられたK君。
本日一番のポイントを狙ってみた…。
え、私ですか?それは聞かないで下さい!
この日の最後は長湯温泉へと向かい、3人仲良く長生湯にご入湯~♪
ゆったりと温まることができました。
アマゴ釣りで「あいた~」連発!!
また別の日の事。午前中から大分川の某支流に入っていたてっちゃんと夕方合流してのコソコソ釣り。
合流してからの1本目はルアーのてっちゃんにヒット♪ 写真下で7寸5分ほど。
上にあがるにしたがってエノハの反応はよくなってくる。
そんなおいらにもエノハが1本! 同サイズくらいかなぁ?
今年はこの前後までしか来てくれない…。
そろそろ上がる時間だということでラストの釣りは、本一(本日一番の略)の大場。
水面から2m程の高さが有る橋の真下に大きな段落ちがあるポイント。
その下の開きで出なかったので、橋の下をくぐって段落ちの上側をおいらが狙うことにした。
おいらは5.3mの竿を目一杯に伸ばして、段落ちに続く肩の部分を流してみたら目印に反応有り、しかし
憧渓:「アタ~リ~。ノラ~ズ~!」
と、後ろのてっちゃんに振り向いて渋い表情をしてみた。その時にはもう振り込みは済み仕掛けは馴染んでいた…。目印を見ることもなく、下流側のてっちゃん方面に視線を送ったまままま、
憧渓:「もうこんわ…、オゲ!!」と魚の手当たりが伝わってきた。
てっちゃん:「なに?そのひょっとこ顔は~?」と大爆笑!
ヒットしたのが肩の部分だったのでそのままエノハが段落ちを下っていこうとしているが、流された竹が肩口すぐ下に横たわっている。
このままじゃ糸が擦り切れる…。
憧渓:「タケ! タケ!」
てっちゃん:「なに? なに?」
てっちゃんの位置からは竹が見えてなかったようだ。
あわてて竿を詰め糸はつまんで張ったまま、竹を取り除こうとポイントまでザバザバと音を立てて行き、竹をむんずと掴んで下流へとホリ投げた。
つうことは、エノハは段を落ちて橋の下流側へと下っている…。
橋の真下では竿が立たない、つまり抜けないし、寄せられない。
しかも段落ちを飛び降りたら頭からびしょ濡れコースだ。
憧渓:「てっちゃん、エノハとってくだされ~!」
てっちゃん:「竹が飛んできた…」、
いやいや、それじゃなくてぇ、
憧渓:「エノハ、エノハ」
などと情けないヤリトリを披露して、ゲットできた(タモ入れしてもらったw)のは8寸弱ほど。
2人で今の出来事を振り返って大笑いしてしまった♪
おいらが攻めた(というより荒らした)上側を最後にてっちゃんが攻めることに。
てっちゃん:「お? チェイス有、ヒット~♪」
憧渓:「てっちゃん、ゆっくり~カメラ構えるけん」
てっちゃん:「任せて。竿を立てて、ためる、?糸が出る?」
…、パシャ!
てっちゃん:「糸が出る?」
憧渓:「ヤリトリ撮ったで」
てっちゃん:「あら? リールフリーにしたままやった」
大爆!
そして取り込んでとどめの一言は再びのてっちゃん。
「これじゃタモ入れじゃなくって、タモのせやんか~」
連続爆笑!!
こそこそ釣り歩いての感想
大分川も大野川も本格的な源流釣りを楽しめるルートはごくごく限られるが、大分市街地から半日の行程でもゆっくりと遊べるところが多いのは便利なことこの上ない。
ただ、アマゴの放流量に比べれば入渓者は多いようには感じられれる。
ただ大分川も大野川もダム完成が自分のやる気をかなり削いでくれたのは、ちょっと悲しいかな。
【2021年 追記】
記憶ははっきりしませんが、データを見ても2005~2006年くらいの画像に七瀬川や稲葉川のものは極端になくなっているようでした。
まぁ稲葉川は七瀬川以前の2000年前後がメインだったと思うので、どっちにしろデジタルデータもほぼないのですがねw
2005年『エノハの渓へ』第5話へと続く♪