歴史と民俗に関する研究と雑学をご紹介。まずは全国に残されている魚名方言を収集、分類しています。

大臣塚古墳 骨と剣が副葬品、百合若と伝わる武人が眠る
大分市元町にある大臣塚は、江戸時代初期の台風により中から白骨や刀剣などの副葬品が見つかったが当時の府内藩主である日根野吉明が埋め戻し、石碑を立てて丁寧に供養もしたという。また、大分の百合若伝説に関わる重要な場所でもある。

岩屋寺石仏 風化が進み消失寸前の県史跡へ
岩屋寺石仏は、大分市の古国府から旧道(宮崎街道)を経て上野丘高校へ続く坂道の入り口に位置している。元は国史跡の指定であったが、脆い石質のため風化が進みかつての面影すら見えなくなり、現在は県指定の史跡に変更されている。

元町石仏、岩肌から掘り出された高さ3mの摩崖仏
元町石仏は大分市中心街から少しだけ離れた上野台地東端にある薬師堂内にひっそりと佇んでいる。11世紀ごろの造立と推定されており、石仏群としては風化が進んだものが多いものの、本尊である薬師如来坐像は健在で往時を今に伝えてくれる。

ヤマメ・アマゴの魚名方言 降海型のマスとともに
ヤマメとアマゴそれに降海型であるマス達の魚名方言を集めています。マダラ、エノハ、アメゴ、ヒラメ、アメノウオの他にカワマス、ホンマス、イタマス等々、各地の日本人が呼び親しんだ渓魚達の資料となれば幸いです。

大分県海の魚と生物 方言・地方名集 ホゴ・ゼンゴ他
大分県(豊後国と豊前国の一部)の海産生物・魚類の方言語彙について一覧表にしてみた。代表は、ホゴ、ギザメ、ゼンゴ、ハゲあたり、カマガリという借物系(例:ママカリ)、メダマ(身体的特徴)等の事例も見られる。ダイガンジ、ヘイケ、ケンチャン、カタノヲカタナキリと云った珍魚名方言も。

熊本県 海産魚類・生物等の方言・地方名
熊本県(肥後国)の海産魚類・生物の魚名語彙(方言・地方名)の一覧表。有明海と八代海という内海と天草諸島から西に広がる東シナ海と趣きを違える3つの海岸線を抱える地域でもあることから方言分布に興味がもたれる場所でもある。

熊本県の淡水魚 方言及び地方名一覧
熊本県(肥後国)の淡水魚の方言名・地方名の一覧表、朧気ながら地域文化も見えてくる。代表ともいえる語彙は、みずくりせいべい・せいじゃんばば、びんた、あかまつばえ、げんろく、しいのふた、まだら、はなたれごまんずー等々。

肥後国之内熊本領産物帳にみる熊本県の魚名及び方言
旧肥後国熊本藩主細川家が遺してくれた「肥後国之内熊本領産物帳」の中から魚名を抜き出し、江戸時代の魚名方言及び表現を確認してみました。現代の魚名との遠近を感じるとともに、往時の言葉の豊かさが実感できました。

大分県の魚名 方言と地方名 淡水編
大分県(豊後国と豊前国の一部)に遺される魚名語彙(方言)を調査・収集し一覧表とした。代表的なものは、ドンコ、エノハ、イダ、ハエあたりだろう。事例自体が少ないため、より収集しておく必要性がある。

魚名方言研究のための史資料一覧
魚名方言の研究及び調査において、参考とした書籍、史資料、研究報告、論文、WEB頁等をエノハ亭内で使用するために番号をふしておきました。魚名方言だけでなく各地域毎の文化・交流・経済研究の基礎資料となるように纏めています。