短気は損気」と昔から言われていること。
しかし、釣り人には短気の人こそ向いていると言われています。そうそう、癇癪もちの人は短気とは言わないのかもしれませんね(泣!)
昔々、玉来川でな、穂先に天上糸がもとぐった釣り人がいたそうな。
その釣り人はな、最初は普通の表情で糸をほどこうとしていたみたいじゃったが、なかなかとけんじゃった。するとな、みるみる顔つきが真っ赤になっていきよったと。
そしての、「あ~!」だの「ちっきしょ~!」だの、奇声が谷間に響き始めた時のことじゃった。
『ポキ』っちゅう音がしての、そん男の顔つきが真っ青に青ざめたっちゆうことじゃ。
むかしまっこう、ほんまっこう。
坊主の頭とうそは、なかなかゆえんぞ。
~2002年 エノハの渓へ 第4話~
初夏の日之影川にて
さて、5月11日はW・チンの字両君と3名で宮崎県の五ヶ瀬川水系の支流日之影川に出かけました。
午前6時頃から、下流部の大場にはW君、C&R区間には私とチンの字との2手に分かれて入渓。
下流部のW君は、ヤマメが1本だけだが9寸弱をゲットと、サイズに恵まれた。
※以下は、2016年5月23日追記分
前段の「ボキ!」がどのように関連していたかは記憶にないが、渓峰の穂先を折っていたためにハヤ竿を使用した記憶があります。私の場合は折れたではなく大抵が自分で折ってました(笑!)。
最近は丸くなっているので、折ってませんが海では良く折ってます><
上流部C&R区間の2人は、最長でも7寸位のヤマメまでが、合わせて30本ほどが釣れた。
サイズの割には体高もあり、パーマークも美しいエノハと出会えて満足の釣りとなった。
ちなみに、この日はハヤ竿の5.3mを使用のため、元気のいいエノハは寄ってくれない。
抜いてもいいのだが手ごたえも楽しみたく、場所を荒らすほどの手ごたえにも満足。
しかしチンペー君は「抜いてくださいよ~!」、と多少不満顔。
さて、この日の昼からは釣果はよくなく、3時過ぎに一人で支沢に入ってみることにした。
1kmほど遡行してはみたものの、アブラメだけしか顔を見せてくれなかった。
しかし、水のきれいさと時折あらわれるナメや壺が目を楽しませてくれた。
かなり細い沢は釣果にかかわらず、上がってみたくなる私。
岩魚じゃないのに、などと思いながらも、ずんずん上がるのが大好きです。
夏エノハを前にして対策はあるのか?
夏を迎えて、エノハも元気になってます。
広がるエノハの活動範囲を読まなくては、釣果はあがるはずもない。活動範囲を読めない私の苦戦は必至か?
さてさて7月以降は、大野川や祝子川に出張予定ですが果たして・・・。
2002年『エノハの渓へ』第5話へと続く♪