仕事が5時に終ってから、ちょいちょいっと気軽に行ける源流部でエノハ狙いが増えてます。大分川が高知に居た時の鏡川みたいになってますな♪
今回はそんな源流部での渓流釣りと別支流での尺エノハにW谷の主との遭遇譚。
大型魚を狙って獲るということの難しさを実感できた一日となりました。
~2004年 エノハの渓へ第4話~
美形エノハを求め、大分川源流へ
まずは大分川の某支流の源流部で、久々に仕掛けを詰めっぱなしの釣り。
ブッシュはかなりきつめで、折れた木も多く何度となく仕掛けを作り直す羽目に。
サイズはそんなに出ないところなので、仕掛けは0.4号の通しでエサはミミズを使用。
飽きない程度に7寸前後の楽しめるサイズがエサにアタックしてくれた。
ヤマメ交じりなのが気になったが、幾つかバラシながらも10本以上のエノハをキャッチできたのはラッキーだったかも。
その中の1匹に、面白いパーマークのエノハが居たり、仕掛けにグルグル巻きになって上がって来るエノハがいたりと面白かった。
しかし、これはという美形エノハに出遭えなかったのは残念。
本格的シーズンを前に遡行の練習になった。もう少し大分川で遡行のリハビリができたら、あの北川の小滝を突破してみようか…。
W谷の主に翻弄される
また別の日は昼から出撃。
連休の初日ということで下のほうは人が多いのでは? と警戒。とある源流部を確認した後、別の谷へと車を進めた。
ポイント選択に車を走らせていると、由布院からの渓流師がいたので情報交換!
9寸を頭に4本ほどで、かなり渋いとのこと。お互いに「エサにじゃれつく感じで、すっと喰わないな」とか「雨が欲しいのぉ~」と言いつつ別れて、別のポイントに入ることにした。
先日W君がばらしたので、W谷と名づけたポイントに再度チャレンジ、バラした同じ箇所を直撃することにした。
迷った末に仕掛けは0.4号を選択…、はっきり言って舐めすぎ・甘ちゃんだった。
エサはミミズでミミズ通しを使ってしっかりとこきあげた。そしてエサを投入、もちろん1発目で来るとは思っていなかった。
前回のW君の状況、このポイントの特殊さを考えれば短い竿、短い仕掛け、そして最低でも2号以上の糸で下流のヒラキへと一気に降ろさせねばヤリトリにすらならない!
そう考えたのは全てが終わったあとのこと、無策のままイケルなんてのは甘い考えだった。
流していた目印がピタっと止まった。
記憶の中にあるあの場面が思い浮かぶ、手も足も出せずに糸を切った大物、その時のアタリと似ている?
しかし、今ひとつ信じられないまま竿をあおると上流へと少し動いたようだ。「もしかして来たのか?」と思ったそのとき、仕掛けがオカシイ。
あっ…、上の枝に引っ掛かった。長すぎた5.4mの竿をあわてて縮めて糸を引っ張り、枝から仕掛けを自由にした。
この間糸は張っているつもりだったが、慌てているオイラを尻目に奴は何も気づいていないように流れを泳いでいた。
すぐ足元の小さな流れの中、一瞬おいらの目に映ったその姿は、これまで見たことのないサイズが!
一瞬ここは木郷? と勘違いするほどの化け物魚が糸の先に居る。これがW谷の主か@@!
枝から糸を自由にした瞬間においらの姿が川面に映ってしまった。
上流の岩へ猛然とダッシュする魚。止めようとしたが竿にパワーが無い! そのまま根に擦れてしまった。
ただ呆然と切れた糸の先を見ていた。ただじっと…。
そして、またやってしまったのかと後悔の念、嗚呼!
尺榎葉魚は釣れても後悔ばかり
その後上流側へポイントを移動したが、まだ呆けていたのだろう。ここでもポイントに覆い被さるブッシュに仕掛けを絡ませた。
「なにやってんだろぉか」とつぶやきながら川に入ってポイントの真上の枝にかかった仕掛けをはずす。潰れただろうなと思いながら、仕掛けを流すとアタリが…。
オイ、そんなんで喰うなよ!
などと思ったが良型。心地よい引きを楽しませてくれる。ブッシュを避けるため、一度下流側へと魚を誘導。場所を広く取り、仕掛けも0.6号(何で今更なのだが)なので、このサイズならと強引に上流へと引き寄せタモに入れた。せめてもの尺越え。
W谷の主とその周辺
ここの主に、もう一度チャレンジしてやると心に誓ってます。取り込みには大きなダモが要ります!
その後何度かチャレンジしたものの、チンの字の八寸が最高。
あの化け物トラウトは何処へ行ったのか?
追記:まぁ、現在でもしっかり大型トラウトが入ってそうな報告と状況、周辺ポイントでの釣果を聞いております。サイズ的にはバラつきがあり、最低50から間違えたら70cmクラスが入ってますので、獲るには太糸及び短竿が結論でしょうww
竿を作って時期的なタイミングがあえば、リベンジしに行きたい気持ちは持ち続けている! はず・・ww
追記 画像サイズを大きくするのに確認したら、この日は尺エノハ何本か釣っておりましたので、アップしておきます♪ W谷の主の衝撃が大きすぎて、記憶飛んでたんですかね…。
2004年『エノハの渓へ』第5話へと続く♪