ちなみに、4月の27、29日も半日づつK君と。
27日はハヤの猛攻に合い、エノハは不調で2人で5本、29日は『リベンジだ~!』っとのはずが…、バッサリと返り討ちにあってしまいました。
色々な都合によって川を選ぶけれど、お気に入りの七瀬川に入ることが多い。この日はソロで。
~2003年エノハの渓へ 第4話~
がらりと評価を変えた七瀬川♪
高知でアメゴ釣っていた頃、大分に帰省したときにポイント探しでこの七瀬川付近を見ていた。しかし、そのときの評価はあまり高いものではなかったようで、ここは源流付近に入る場所、そう漠然と決めていた。
まぁ、その頃はかなり源流志向だったのと、開けたところにエノハは少ないなどと思っていたからかもしれませんネ。
この川ですが、確かに水は美しいとは言い難く、水量もほどほど、流れの厚さも思ったより薄いし、魚影もとりたてて濃い所だとは思わない。
それでも大分市内から近く、深く曲流する谷には瀬や落ち込み、プールなどの多彩なポイントがあること、段差の激しいところを遡行できる源流部の楽しみ、そして意外なほどに良いロケーションと静かに釣れること。
何より、幅広の美しいエノハが住み、そして大物の期待ができそうな、今一番のお気に入りの川となりました。
この日の仕掛けは、
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竿 シマノ ハヤ竿 5.3mの硬調
糸 天上糸 0.8号 ハリス zaito鮎 0.3号
ハリ グラン 川虫1~3号、きじブドウ虫1~3号
オモリ ガン次郎G3~G1号
エサ クロカワ虫、オニチョロ、ヒラタ、ミミズ
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曇天の中、エノハ釣りを開始
昨日は雨、ならばということで一応ミミズも携行し午前6時にエサ捕り開始。
ヒラタを中心に捕獲した後、橋の下流から一旦釣り下がってみることにした。
前後にも開けた場所なので、ハヤ竿も力いっぱい振れて気持ちよい。すぐに6寸が2本きた。
憧渓「反応がいいんかもしれん、こりゃすぐにツ抜け出来るかもな…」
などと調子にのりハヤ竿をブンブンと振り廻しての釣りを続けたが、その後はアカバエにオイカワのオンパレード。釣り下るのをあきらめ、橋へと戻って釣り上がることにした。
最初の2本も友船で生かしておいたが、なんとなく釣れなさそうと弱気になり、ここで放流。
100m程様子を見ながら、前回の(4/29に8寸ほどをばらした)ポイントに到着。
ここは大場所ではないが、しっかりとエノハが入ってくれる好ポイント。そのヒラキで6寸弱を1本キャッチした後、本命へヒラタの2匹がけを投入…、するとまた「前回のアの野郎」が咥えたもののしっかりとハリがかりしなかった。
ポイントの左岸で少し高いところから見ていたら、しっかりと咥えようとする姿まで見えた。
憧渓 「またかいヤ~、ふんとにもぅ!」
とぼやいた後、再度の仕掛け投入は失敗し一つ手前の緩い流れに入った。
憧渓 「冷静にならんとイケンのぉ、手元が狂うわって、こりゃアタリ?かな」
と竿を立てて(決して抜いたのではなく)みると、おいらの指関節の2本分無いくらい、1寸2分ほどのエノハ(アマゴ)がぶら下がっていました。
小さいくせに、ヒラタを咥えてこちらをしっかりと睨んでるのがなんだか愛(エぃ)らしくて、やさしく放してあげました。
さてエサの補給とばかりに川の中ほどの少し流れが強いところで川虫を捕っていると、なんだかタモが重いではありませんか。
憧渓 「最近は、ドンコが良く捕れるのぉ!」
などと思いながらタモを覗いて見ると、白と黒のツートンカラーの丸い物体が沢山引っ付いている。そしてその横には、一心不乱に励んでいるカエルのカップルがおった!
憧渓 「オ、おっと~、まいったなぁ」
カエルのカップルにみせつけられた後は、ゆったりとした平瀬がメインとなるポイント。
ここでクロカワ虫を流すと、ラインごと横に持っていこうとする魚体が光った。
回りこみ喰いの感じで本一となった7寸5分がヒット!
充分に引きを楽しんだ後、きっちりとタモ入れ。
あいかわらず、この川の7寸越えエノハは体高がしっかりとある。
1ケ月ほど前はオレンジ色の朱点が鮮やかなエノハが多かったのだが、近頃は少ないようでちっと残念。人も多く入っているのだろう、次第に魚影が薄くなっているのかもしれない。
その後は、堰堤までに7寸位までがポツポツ。まぁ、数も腕と同じでこんなもんですか、そう思いながら一服。おっと、そろそろ10時半になる…、しょうがねぇ仕事に行くかの!
(ツ抜けならず・・・、やっぱこんなもんよね)
連荘で同じ場所に入ったら?
「連日の釣りで、果たしてどうなのか?」と「新しい竿の調子を見る」ことがこの日のテーマ。
今回仕入れた竿(久々です、色々とありましたからハハハ…)は5.4mの超小継・硬調で、仕舞い寸法は30cmを切る源流仕様の1本、某お店に眠っていたのを無理やり起こしました。
使ってみると、ハヤ竿を振り回していた最近の私にとっては、はっきり言ってただの棒って感じ。0.3号のハリスにG3以下のオモリでは、フワンフワンと仕掛けが漂いながらポイントから3m程ずれてしまうではありませんか。
振込みが下手だとは知っていたが、これほどとは…。
仕方が無いので、ハリスは0.4号に決定。
連荘で入った時の仕掛けは、
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竿 ニッシン 渓流超小継竿 5.4m硬調
糸 天上糸 0.8号
ハリス バリバスゲーム2lb(0.4号相当)、zaito鮎 0.3号
ハリ グラン 川虫1~3号、きじブドウ虫1~3号
オモリ ガン次郎G3~B号
エサ ヒラタ、ミミズ
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釣り始めてすぐに7寸が2本。
ハヤ竿なら遊べるけど、久々にパワーのある竿を使っているので、サイズを確認してタモへと抜く。
まだしっくりいかないけど、徐々に竿に体をならしていけばいいだろう。
さて、「前回のアの野郎」のポイントに到着。ここは、ハヤ竿での振込みとヤリトリが厳しいところなので、このために今回の超小継をもって来ていたともいえる。
1投目にヒラタの2匹がけを振込んで流してみる、すぐに目印が横走り! すっと合わせるとグンといい手ごたえが、下らせるには落ち込みの段差が大きいので一気に抜く。
ついに悔しかったアの野郎(たぶんね!)をゲットすることが出来た。8寸を少し越えるくらいだろうか、狙っていたところ・そして魚をゲットできたのでめちゃくちゃ嬉しい!
多分「よっしゃ~!」とか叫んでいた記憶が。
この後に平瀬で7寸5分を1本追加して、下写真のポイントで流れの強いところを攻める。
ここは、これまでに出たことが無いポイントでした。そこで、ちょっと丁寧に釣ってみることにして、仕掛けを色々と調整(今回はこれがミソ!)しながら、ミミズを流してみると、仕掛けがグンと下流に持っていかれた。
憧渓 『あいた~、後手ふんだ!』
と魚は流れを下ろうとする。走りを止めようとするも竿を立てるしかなく、水面をバシャバシャとはねるエノハの姿が見える。
憧渓 『おい、おい、いいサイズやんか』
竿をしかっりためながら、下流側へと下る。竿の曲がりもいい感じで、いなすと言うよりはしっかりと耐えてくれる感じが安心感を生んでくれた。空気をしっかり吸わせて、たるみへと誘導しきっちりとタモ入れも成功した。
サイズは8寸7分 (少し体が曲がっていますがタモ枠の径は24cm) のエノハでした。
ここでも頭を使ってエサを流してみたのが決まって、かなり満足できた1本。
エサを流すことの奥深さを知った気がします。
強い流れをどう攻めるかということにたいして、一つのアプローチが出来た気がします。
今後研究できたら発表しますが、大物釣ってる人はやりそうな方法ですね。
この日のサイズは7寸×2、7寸5分×1、8寸×1、8寸7分×1と、まずまずの良型が揃いました。
前日に自分が入ったあとにしては好釣果と言えるかな?
前日より数はでなかったが、サイズは上がった。まぁ多少曇り気味だったのも良かったのかもしれないですね。
竿の方も80点くらい、もっと自分自身に練習が必要ですかね。夏の源流釣行に欠かせない1本になりそう。
2日を通しての入渓で何かつかめたかも^^
12~15時までの3時間あまりでしたが、かなり満足できた釣行になりました。
撮影後にエノハ君たちは解散して再びの宴会に備えてくれるとのこと。楽しみにしてます!
新しい考え方も分かってきた気がします。
これが次につながり大物が釣れればいいのですが、そうはならないのが私のいいところかも。
2003年『エノハの渓へ』第5話へと続く♪