大野川アマゴと小国ヤマメのはずがドライブに…?

スポンサーリンク
2005年エノハの渓へ第9話

朝できるだけ早めにチンの字と合流し、釣具屋でミミズを購入してから大分県南を目指した。
アマゴとヤマメのどちらを狙うのだろうか?

大分市戸次のレストラン暖家を過ぎたトンネル内での会話を見てみよう。

チン:何処に入るんっすか?
憧渓:とりあえず南に向いよるンやけど、な。
チン:まだ決まってないんじゃ?
憧渓:われ、バ、バカ云うなや! 北川か番匠川か大野川じゃ
チン:もうR10とR57の分岐っすけど…。
憧渓:まぁ、気にスンナや、のぉ?

などと釣る場所は全くといっていいほど決まってない。

おいらはハンドルを握りながら必死に頭を回転させていた。
このGWもありどこも良さそうな感じがしない、え~い!こんな時は初めての場所や!
そう決めたのは出発して小一時間は経過した旧三重町の交差点だった。

※上写真のイカレンは関西弁で言えば「アカン」に近いのかなと、「悪かった」とか「駄目」とかって感じで使っております。普通に「行くことができない」といった意味でも使われます。

~2005年 エノハの渓へ第9話~

大野川支流のアマゴ釣行、大岩とナメの谷

大野川支流の上源流部で川の水量の少なさを見ながら、上へ上へと行くとついに民家も途切れてしまった。
できればお気楽にアマゴ釣りと行こうかと思っていたのに、気がつけば林道を遡っている。
付き合わされるチンペー君はたまったものではないだろう。

入渓前

とりあえず車を止め、もう少し林道を歩いて入渓点を探す。

谷へと続く道

せせらぎの音を聞きながら上っていく大きな砂防ダムがあった。
横にある急な杣道を通ってダム上に出ると予想したとおり、かなり荒れている…。
ダムの規模も大きかったので、溜まっている砂利や岩の量も相当なもので、砂利に足をとられながらも進むと、いきなり大きなナメが迎えてくれた。

ナメ床の川原
= あ~、撮り直したいこの場所>< =

水は極めて美しく、慌てて準備を始めた。
ここからが本番だろうか、2人して交互に釣り上がっていく。

ナメの先は大石のガレ場

しかしエノハ(アマゴ)の反応は全然なく、アブラメがときおりかかってくる程度…。

それでも大岩を乗り越えながらの遡行は楽しかったため、途中からは沢登りを楽しんでいるようなものだった。
そして、辿り着いたのは3段になっている滝。

滝壺は青く深く澄み切った水をたたえており、大物を予感させたがここも反応は無かった。
正直いえばのべ竿では手も足も出ず、ちらっと八寸を越えた榎葉魚の姿が確認できたくらい。

ナメ谷の中の滝

この滝は左岸から高巻き、2段目の壺に降りてから突破すると聞いていたが、この日は断念。
川をそのまま下って、場所移動をすることにした。
まだまだこの上も面白そうな谷で、沢登りに来るのも楽しみな場所といえる。
釣るよりも歩いただけという気はしているが…。

アマゴを釣ることができなかったのは残念だったが、また一つステキな遊び場所を見つける事ができた。
次回はしっかり準備して、この滝を突破したいもの。

釣り場探して大野川支流を廻るものの

GWだし、人も多いのは分かっている。

再び「何処に行こうか?」などと、車で峠道をエッコラヤッコラ越えていくと入田にある湧水に着いた。
とりあえずトイレ休憩にと立ち寄ったが、ふと見るとアイスのクレソンモナカという表示があった。
これは、おいらに挑戦しているに違いないなんて100円玉を握って購入。

クレソンモナカ

おいらはクレソンを食べたこと無かったので、何とも云えないが不思議な味でした。
ネタになりそう(笑)だったのでパチリと一枚。
あ、水飲んでなかった…。

そのまま竹田市内を通過しながら、チンの字に周辺のポイント案内と散策。
そして、かつてのホームだった稲葉方面を目指した。
ダム建設前は足繁く通っていたが、建設が始まってからは初めて訪れることに。

どうなっているのか気にはなっていたけれど、そして変わった姿も見たくはなかったけれど、現在の姿を見ておいた方がいいかもと思い車を走らせ、支流にあたる神馬や潤島の合流部付近にも足をのばした。

ただただ、愕然としてしまった。
色んな難しいことはあると思う。
素直においらが哀しいのは、アマゴを釣る場所が一つ減ってしまったということ。
ダム湖の水面には、あの時の想い出が映ることも無いのだろう…。

大野川の現実から逃げたかったのかもしれないし、釣りをする気にもなれなかった。
しみじみとしながらも、瀬の本を越えて、ブログでリンクしている小国町のカフェを目指すことに決めた。そんな道すがら、地鶏の文字をおいらが発見!

憧渓:よい、食い放題1000円っち?
チン:そう書いてましたよ

慌ててUターンして、駐車場で確認してみる。

憧渓:どげぇする、か?
チン:どうせ、食べるんでしょ。
憧渓:良い匂いがしてくるほでなぁ、我慢できんわ!
チン:昨年の5日も匂いにつられてトリ食ってましたけど…。
憧渓:まぁ、恒例行事っちうことで、どうよ?
チン:ヘヘヘ、賛成です♪

なんてヤリトリで炭焼きを楽しむ、やっぱしお外で食べるのは美味いねぇ。
野菜は追加1人300円で食べ放題。

地鶏の炭火焼

ここの場所は国道442号線沿いのくじゅうヒルズホテル駐車場内。
赤川温泉入り口近くです。住所は、旧久住町赤川4028-1(「久住高原荘」バス停むかい) 土日の営業で昼から夕方くらいまでとのこと。
釣れないときは、お腹だけでも満腹にしませんか^^

この駐車場からは、久住の赤川ルート方面が良く見えますね。
向かって右が久住山で左が扇ケ鼻。

ちなみにというか常々思っていたというか、福岡や北九州方面の方の多くは、ココノエ町飯田高原のあたりをくじゅう連山の表側だと思っている節がある。
いやいや、表だと決め付けているようだ。

しか~し、おいらにとっては、南登山口や沢水、赤川方面が表、日本でいえば太平洋側なんですじゃ♪ そんな裏側のルートばかりから登ってんじゃなく、表からも登ってみておくれヨ~♪ 
ま、正直に言えば、人が少なくゆったり楽しめるので、来なくていいんだけれども…。

モ一つちなみに、九重=ココノエで「くじゅう」ではなく久住が「くじゅう」です。大分の人間でも「お袋の実家は久住です」と云った時、「ココノエですか? ひさずみですか?」なんて戯けた事を聞いてくる人が居る。

くじゅうは久住であっちはココノエなんじゃ~!と叫びたくなるのを我慢して、「ひさずみの方です」と満面の笑みで答えてきた…。
※これまでの歴史や揉め事がありますので、ほんのお笑いと思ってください。
 それでも、スキー場のくじゅう表記は許せない物がガガガwww

小国ヤマメでなくカレー屋へ?

さてお腹も膨れたおかげか、くだらない怒りも少し治まり小国方面へと進む。
ネットで交流のあるカフェを目指すが、場所が良く分からない。

憧渓:よい、ナビ頼むド。
チン:地図は任せてください。
憧渓:黒川過ぎて、小国の町抜けてみるか?
チン:そうしましょ。

憧渓とりあえず、運転中。

憧渓:この道、曲がればよさそうやのぉ。
チン:腹がはって、ん…、む…、…。
憧渓:もしもし?
チン:ZZZ…。
憧渓:こんポンスがぁ!
チン:ZZZ…。

憧渓一人さみしく、運転中。

憧渓:(少し呆れて)着いたごたんど。
チン:何食いますか?
憧渓:ZZZ…。

※ポンスとは、おいらの田舎で昔から使われていた他人を侮蔑する一般的な愛情表現。
他にもヌケ作とかも使用されていた記憶がある。
今でも、バカとかアホなどと呼ばれるよりも、ショック度が強い(笑!)

カレー屋さん

さて、なんとか辿り着いたのは、熊本県小国町にある「カリーハウスカフェ藁」さん。
お店に入ると、マスターから「憧渓さんとチンペーさんですか?」と聞かれビックリ。(露出の多い)チンペー君で気づきましたヨ、とのことなるほどです。

GWのためか中は一杯♪ 外で時間待ち兼くつろぎタイムの後、席が空いたので店内へと移る。
パフェを食べる予定だったのですが、おいらの目の前に座っていた家族連れのカリーを見ていると、つい食べたくなって、また食ってしまいました♪

ほとんどイワナ状態と言いますか…、ちなみに地鶏カレーって、またトリですか~!
パフェは次回ということに。

忙しかったので、マスターとゆったりお話することができなかったのは残念でした。
次回は渓流好きの同士として、あれこれ情報交換したいものです。
お店は落ち着けて良いとこです、機会があればぜひお立ち寄りください。

小国ヤマメを釣るつもりだったのだが、2人ともお腹がはっててあきらめ、最後は1時間半ほどかけて大分川水系に戻って川虫取ったら終了となりました。

「一体今日は何してたんですかね? 釣りに行ったはずでは?」と、チンの字が自問自答してました。

GWはまぁ釣りより食い気かなw

人も多いため場荒れも多いのがGWの定番ですね。
すれている魚を何とかして釣る!というのも面白いでしょうが^^

しかしまぁ釣り過ぎではなく、喰い過ぎとかどうかとは思うわな。
さてさて、次はどこで食いますか? あれww

2005年『エノハの渓へ』第10話へと続く♪

次回は。憧渓には珍しいルアーでのエノハ釣行記。

タイトルとURLをコピーしました