昨年の5月以来の管釣り。場所は、熊本県の高森町にある木郷滝自然つりセンター。
大分市内からは車で約2時間半ほど、近いようだが意外と時間はかかる管理釣り場です。それでも普通の川ではめったにお目にかかることのできないビッグサイズのマス類が自然に近い川の中を泳いでいるので、いつも楽しみにしている。
前回は昨年のゴールデンウィークに45アップのヤマメが最高サイズだったので、それ以上を期待!
この日は、管理釣り場デビューのチンの字とともに朝7時から全日券にてニジマスをメインに挑戦してきた。
大山女魚を手にしたのは果たして、どちらか…。
木郷へ行く方の参考にもなれば^^。
家族やカップルでも快適に楽しめますよ。
~2004年 エノハの渓へ第1話~
ルアーでニジマス・ヤマメにチャレンジ
大分市内の自宅を朝5時前に出発。
大分大学付近でチンの字と合流していざ木郷へと向う。
国道57号線を進み、竹田市内のコンビニで食料を調達。
七つ森古墳の辺りで57号線と分かれ、荻町から波野村を抜け高森を目指す。
覚えていたつもりでも道順を忘れており、予定より少し遅れた7時に木郷滝自然つりセンターに到着。
この日、道にも多少の雪が残っており、北斜面や日陰には多くの残雪が見られた。
しかし、あまり冷たさは感じないので、釣りには丁度良いかもしれない。
当然頭の中は、ビッグなマス類との出会いしかない^^
しかし、この日は昼前後から春一番が吹き荒れた。
帰りの道は木屑のゴミだらけ、車下に折れた枝が入り込んで大変だった。
いそいそと管理釣り場の受付を済ませる。ルアー・フライの区間は1段上になっているので車で移動。
ルアー・フライでの全日券は、4,700円を支払いプラスティックの券入れ渡される。
終了後には受付で券入れと交換で500円が返ってくるシステム。
※追記:金額、所在地等は、木郷滝自然つりセンターのHPで、ご確認ください。
3連発のラインブレイク!とイワナ
今回はルアーでのチャレンジ♪ タックルは2パターン準備。
①トラウトロッド ノンメーカー 6ft UL
リール シマノ/アルテグラ1000
糸 TB/4lb
②バスロッド ダイワ/ハートランド 6ft UL
リール シマノ/バイオマスター3000 WH
糸 TB/4lb
朝も早いためか2人以外は誰もいないので、一番下の段から釣り上がることにし、午前中はタックル①を使うことにした。
ファーストキャストから、早々にグッドサイズを2バラシのチンの字。
40オーバーのニジマスの引きにびっくりしている。
おいらの方は、とりあえず35~45前後のニジマスを2本ゲット。
憧渓 「まぁ、引きになれたらすぐとれるけんのぉ」
などと、この時までは余裕をぶっこいていたが、その言葉通りの展開になりはじめた。
40オーバーのニジマスを1本ゲットしてからは好調となったチンの字。最初はスプーンから始めていたがミノーにしてからグッドな40オーバーのニジマスを連発!
そして小さめのヤマメをゲットしたあとに尺越えかつひれピンの美しいイワナもゲット~! まじかいや?
ナンジャイ? その自慢げな顔はぁ!
それに反して、おいらの方は散々な目が待っていた。
40アップのニジマスや小さめのヤマメをゲットはしているものの、このイワナには勝てないな~などと考えながら少し上流側へ。
落ち込みにキャストすると、着水と同時に糸が張ったので即合わせ。
グッドなサイズだ~!
少し手前により始めたころからグングンとドラグが出ていく。魚体も銀ぴかの美しい感じだ、一体何? やっぱりニジなのと思いながらも3~5mよりこちらに寄ってはくれない。少し寄せてはドラグを出す、その繰り返しだ。
最後は、グィっと一のしでラインがサヨナラ。ちなみに4lb。そして、同じことの繰り返しが計3回…。3連発のバラシとなった、奴らは一体何者? そしてとれなかったおいらは下手くそ!
川の中程の浅瀬に腹が付いたので「嫌々!」っと暴れたのかもなどと思えるが、45前後のニジマスがある程度寄って来ることを考えると…?
それ以上に自分の学習能力の無さに涙・涙。冷静さが大切とは分かっていてもネ。タックルやラインを確認したり、流れの中を見たりしなくちゃいけませんでしたか…?
休憩がてら食事をとって、昼からに備えることに。
50オーバーの大山女魚現る!
昼からは霰(あられ)も降ってきた
強い雨が降り始めたと思ったら、霰(あられ)混じりだ。痛いと思いながらも、無心にキャストを繰り返すがぽつりぽつりと30~40cmクラスのニジマスか小さいヤマメが来るのみ。
3連発バラシの悔しさからか、雨で活性が上がることを期待しつつ、なんとか50オーバーを狙ってみる。ルアーもローテーションさせながら様子を見ているが中々状況は好転しない。チンの字も同サイズを大人しく釣っている。
イワナを釣れていない、ヤマメの大物も釣れていないという悔しさに、ある一つのアイデアが湧いてきた。釣れなきゃ、採るのだ!(オイオイって、これは真似しないでください、イカンでした><)
こそ~っと下流側の岩の上に乗りタイミングを見計らう、肩の辺りにゆったりと泳いでくるヤマメを狙い撃ちにするために。
石化けの術を駆使して5分ほどじっとしていると50cmはありそうなヤマメが寄ってきた。
手ダモをそっと頭の上からかぶせて逃げる方向に素早く入れると、網の中へ飛び込んできた。ラッキ~! ガバガバと暴れ出すが逃がすわけには行かない…、濡れながらも必死に押さえるとヤマメは観念した。おいらのタモに大穴を空けて…。
チンの字に自慢げに持ってみせると、
「すげぇ、すげぇ」と褒め称えてくれる。
あまりに恥ずかしくなったので一言、
「網で獲ったんですけど…」。
ヤマメは流れの中に消えていった。
なんとか逆転のビッグトラウトは釣れないのかと思いながら時間は4時前を迎えた。
マズメ時となって状況が少しずつ好転。ヤマメ・ニジマスが頻繁に遊んでくれるようになった。よし、と思い一番下の段の大物を狙いに下る。チンの字は橋のところの開きで勝負するようだ。
憧渓:「フフフ、午前中に大物が居ることは確認済み。橋はさっき人が入っていたから、魚もくりゃあせんわ。なんとか50アップで一泡吹かせんとな!」
などと邪念に駆られたまま釣っていると、「ヨッシャ~あ」、とゆったり45オーバーのニジマスをゲット。本日の最長サイズかもしれんと思い、タモに入れてクーラーの場所へと戻って見た。
これでなんとかサイズだけはと思いチンペー君の方をみるとやりとりをしているではないか。
憧渓「まぁ、同サイズくらいかな?」などと自信を持ったまま近づいてみると、おいらのニジマスより遙かに大きそうな魚が流れを上下にウヨウヨと泳いでいる…。
チン:「ヤマメの好い型だと思います」
憧渓:「ブクブク…」
チン:「取り込んでもらえますか?」
憧渓:「ブクブク…、一泡吹かさせていただきました」
そうは言いながら、どうにか糸が切れないのか? ハリは外れないのか? 「嗚呼、神様仏様…」との悲痛な願いも虚しく、糸を掴む間もなく大山女魚はおいらの差し出すタモにがっちりと入り込んできた。
チンペー君は、この後も45前後のヤマメを2連発でゲット。
おいらが追加したのは40アップのニジマスだけ…。
5時を迎え納竿とした。無念ぢゃw
木郷滝自然つりセンターにて、この日の釣果
●憧渓 ニジマス30~45アップまで10本以上
内40オーバー5本。
ヤマメ5本以上。40アップ1本(タモです)
●チンの字 ニジマス30~45アップまで10本以上
内40オーバー5本。
イワナ余裕の尺越え1本。
ヤマメ10本以上、内40アップが2本、50アップが1本。
木郷滝自然つりセンターは、ルアーだけでなくエサ釣り場もあり、休憩所、食事など施設も整っており、貸し竿他の道具類もあるので、ファミリーやカップル、初心者などにもオススメの管理釣り場です。
エサ釣り場の方で、のべ竿で大型のトラウト類とやり取りをしてみたいって方にも練習にいいと思いますよ♪
とどめに、もう一枚をドンっとな^^
2004年『エノハの渓へ』第2話へと続く♪