綱の瀬川鹿川渓谷でのヤマメ狙い 五ヶ瀬川支流の釣行

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鹿川渓谷とヤマメ

~エノハの渓へ 2002年第2話~

この日は釣具屋でだべっているうちに、なぁ~んとなく遠出したくなった。
そこで久々に五ヶ瀬川に入渓しようと思い、宮崎県在住のW君に連絡し、今まで入った事の無い同水系の綱の瀬川に決定。

この川は、大崩山方面から北方町と日之影町の境を流れ、五ヶ瀬川本流と合流する。
上流部は鹿川渓谷と呼ばれる景勝地があり、夏から秋にかけて多くの観光客で賑わうところだそうな。

そこで、朝2時に大分を出発、延岡で朝4時にW氏と合流。(なんとは無しに、この日は忘れ物の多いW君)五ヶ瀬川沿いに上流へと向かう。
BGMは久々にエコーズ、ZOO~タッグオブストリーツを歌いながら気分も上々。

綱の瀬川とC&R区間

さて、日もうっすらと明け始めた頃に、下鹿川の西畑ダム近くで嬉しいことに掲示板を発見。
「はじめてのところやけん、禁漁区、サイズや匹数制限などが書かれてあると助かるなぁ」と思い、のぞき込んでみると、C&R区間が設定されている・・・。えっつ!? 「全部捨てんとわりいんかぇ? 餌釣りできるんやろうな?」とびっくりしたが、とりあえず餌もOKのようだ。

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 (個人的な見解を少し)
C&R区間の設定は大切かなと思うけど、ルアーとかフライしかできないところがあるのはなぜかいな? なんで餌釣りはだめなの? て~か、エノハ釣りであって、渓流餌、渓流ルアー、渓流テンカラ、渓流フライではないと考えてしまうのはボクだけか。

釣り方はそれぞれなのでは?
少しヒガミ根性かもしれないけど、なんか外国のゲームフィッシングの上辺だけとってきて、日本にばらまこうとしている感じがする。
場所が違うんだから、土地にあった考え方をした方が良いのではと思います。

ただ、C&Rを言い出す餌釣りの人が少ないのは、これも問題かな。
もう「昔は良かった」と言う言葉は、どこでも聞き飽きた。
これからが良くなるように考え、行動する時代に来ていることがヒシヒシと実感されます。

また、ホームグラウンドにしている大分県大野川の場合を考えると、C&Rを簡単に考えるより、周辺状況の整備・認識をするべきではないでしょうか。
ここは、福岡など県外からの釣り人も多いところなのですが、魚券の売場が少ないと思う。
一番の問題は、魚券を買わない人が居るということだが、漁協の気配りも必要ではないでしょうか?

朝一で釣りたいのは釣り人のサガ、それなら昼頃に川から上がっても簡単に購入できる体制が整っていれば、少しでも多くの人が購入してくれるのではと思います。
それだけの努力があってこそ、「魚券をお持ちですか」とも言えるのでは。

他にも年券を見せれば温泉100円引きとかのサービスがあるのなら、多少高くても納得する人も出てくると思います。
おっと、これは先日年券を買うお金が無く、泣く泣く日券を買ったところ2,000円も取られ、それなら五ヶ瀬川や祝子川の年券に手を出した方が良かったと後悔したからかも知れないが・・・。(泣)

だから魚券の整備等(C&Rを含めて)を考えるときには、地元の意向を一番に考え、その川にかかわる多くの人の意見が収斂されるべき・・・。理想論デスかね?
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~2016年5月22日追記分~
なんか書いてるなぁ、若かったなぁww
しかし、今はますます先鋭化している気もしています♪

~2021年7月7日追記分~
先鋭化と尊王攘夷は進み、釣りというレジャーは基本全面禁止が良いと思っておりますwww

午前中は鹿川山荘周辺から釣り上がる

などと考えつつ、6時過ぎに中学校の上流にある橋の少し下から入渓。最初のうちは少し薄曇りだったが、写真(上)の場所まであがってくるとしっかりと晴れ上がり、水の美しさが際立った。
 「最近、こんなきれいなところで釣ってなかったなぁ」、と言うと、
 「ポイントも分かりやすいし、イイ所っすね! 」とW君も返してくれた。
川幅もしっかりとあるので、2人で入っていても少しも窮屈さを感じることなく、のどかに釣りを楽しむことができた。

本命の筋を狙うW君

さて釣果の方は、橋の下周りのポイントではアタリすらなかったものの、少しあがるとポチポチと釣れ始めたが小さい、ヒトツッパリに足りないサイズばかり。
その後、なんとか22~3cmのが1本釣れたが、あとは・・・。
午前中に20数本、W君もほぼ同数でてくれたので数は満足できたけど・・・。

もう1本の谷にはいるため昼過ぎにこちらを打ち止めとした。
そのまえに、朝買えなかった日券を、奈須商店さんで購入し、情報も収集。
今年は今のところ良いサイズは上がっていない、これからに期待したいとのこと。

 ちょうど、お腹も減っていたのでW君が、
「どこか食べることないですかね?」と聞くと、奈須商店の親父さんが親切に鹿川山荘さん(写真下)に電話をしていただき、おいでくださいとのこと。
本当は予約か宿泊客の方だけみたいだけど、人の優しさってありがたいなと、なんだか嬉しくなった。

山荘ではエノハの唐揚げや地鶏に舌鼓をうった。
なかでも、エノハのみそ汁が真剣うまかった。
山荘の中には、ホルマリン漬けのエノハや尺越えの写真もあって、やる気も満々、お腹も満パン!

駐車場に車を置かせてもらうことも快く了解していただき、胸躍らせて入渓することに。

鹿川山荘さん

こちらも橋の下から釣り上がることとなった。
なぜか、アメゴ交じりなのが気にはなったが、ここもポイント的には私好み!
高知で云うと穴内川の上流部に似たところ。すぐにツ抜けはしたものの、サイズは伸びてくれない…。

上がってゆく途中、山荘の下辺りで、水遊びをしている家族に遭遇。
あいさつをした後、小さい娘さんがドキドキした表情でこちらを見てくれていたが、「ごめんなさい」、思うようには釣れませんでした。

ところで今回試した中でハリスについて一言。

基本的に0.4号の糸を真ん中にして、上は0.8から下が0.2までを状況によって使い分けるのが常ですが、結構糸の値段は高いものです。
貧乏な私は、つい糸をケチって使い、泣く羽目に遭ったこともありました。

そこで、91mで1,000円前後で買えたバリバスのゲーム2ポンドを使用。
直径が0.4号よりほんの気持ち太くて色味が強いのと、糸自体の伸縮性などを感じました。
この日に限って言えば、充分な結果をもたらしてくれたと思います。

これまでの信頼性を考えると、シーガーのエース(50mで1,000~1200円前後)も捨てがたいのですが、コスト的に助かるのがゲームの利点かなとも思いました。
強度面については、今後も使用して報告したいです。
今回は、ヤベっと思うようなサイズには出会わなかったから。

渓谷の美しい景色が続く

鹿川渓谷の大渕で納竿

午前中と違って多少喰い渋った午後ではありましたが、滝直下の大淵で私には最高の、W君には残念な出逢いが待っていてくれました。

私が大淵下の流れ込みでオモリを3Bにあげて狙ってみると、22cm位のクリーム色に輝く美しいエノハを釣ることができた(写真下)。
続けてサイズは下がったものの、同様のエノハに出会えた。

ただの釣果やサイズではなく、もしかしたら天然物!? という感覚にしばし浸ることができた。
またの再会を願って放流し、これくらいでイイかなと納竿の準備に入った。

その時、上の大淵で釣っていたW君の竿に9寸はありそなエノハが食いついたようだが、すぐさまハリが外れ一巻の終わり。

「あぁ~っ」とむなしく響くW君の声。

車に戻ったのは、午後5時頃。「また来たい」という想いを抱かせてくれる素敵な渓流だった。今度、年券買います。

嗚呼…この魚体に遭えたなら

2002年『エノハの渓へ』第3話へと続く♪

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