九州の渓流でエノハ(ヤマメとアマゴ)を探して彷徨います。地元情報の発信も♪

渓流茶房エノハ亭 

02-05 渓流釣行記録

郡上八幡探訪記Ⅱ 郡上の釣り文化と恩田俊雄

投稿日:

郡上を廻り、その釣り文化を感じた一日に
~2005年第11話~

ビデオや話のつまみ程度に聞いていた恩田俊雄という名前。郡上の釣りを語る上で、その名を無視することはできないだろう。伝説のように語り継がれる釣りの技に魅せられた人も多いと聞く。

氏が経営していた芳花園という郷土料理の店や郡上八幡の釣具店をめぐり、その釣り文化に触れてみた。

郡上竿のアップ

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郡上釣りと恩田俊雄

折口の歌碑を過ぎて大きな八幡神社の前を通れば交差点となる。そのまませせらぎ街道(国道472号線)を吉田川上流に向かって郡上高校や郵便局の前を歩いて行く。

ん? と気になる看板を発見。

気になる看板

あちゃー、郡上とおいらも関係があったのか(笑!)なんて。ちなみにおいらは、タニサワですけれど。何か嬉しいので一枚パチリ。

町の中心部から少し距離はあったがついに到着。釣聖恩田俊雄さんのお店芳花園♪ 現在は息子さんの忠弘さんが経営しているとのこと。恩田俊雄氏は、自分が渓流釣りにはまった80年代には情報は出版された雑誌類が中心で、その頃雑誌・書籍でたびたび目にしていた名前。

竿の長さや振込みから取り込みまで、3.6mでごそごそ岩を乗り越えていた自分には全く別の景色が広がっていたのを良く覚えているし、後輩の「孫弟子」やという話を羨ましく思いつつ、その「郡上魚籠くれ!」なんてのも思い出だ♪

芳花園

お店に入る時、玄関の右上に恩田俊雄、忠弘の表札が目に入ってきた。郡上八幡駅からぶらぶらしたので1時間半ほどかかりました、なんとかかんとか辿り着いたという感じ。

お店に入り、いすに座り店内をグルリ見回してみる。奥側の壁には、恩田さんの道具だろうか、郡上竿と郡上ビクそして写真が飾られていた。下の竹竿で何か気づくところはありませんか? 初めて間近に郡上竿をみてビックリしました…。う~む、郡上釣りすごひ♪

恩田氏の釣り道具

朝は乗り換えに忙しいままパンで済ませていたし、ここまでかなり歩いてきたし、お腹はペコペコ状態だったので、地鶏の焼き鳥定食を頼むことに。アマゴの塩焼きも食べてみたかったけれど、値段も安かった鳥の方に惹かれました♪

お店に入る前にゴロゴロと雷様の声が聞こえていたので心配していたら、やっぱり降り始めました。運がいいのか悪いのか?

地鶏の焼き鳥定食=あっさりとした鶏肉と椀物に満足♪=

せっかく行ったのだけれど、声をかけるのは恥ずかしくそのまま立ち去ることにしました。ところが雨はまだ降っており困った顔をしていると、親切な奥さんから傘を頂いた。

旅路の人情はありがたいもの、この場を借りてお礼申しあげます。

小径沿いの水路にてアマゴと憩う

吉田川

芳花園は中心部から少し離れた所にあったので、戻るためには再びのウォーキング。吉田川沿いを下っていく。

郡上の水場

テレビなどで見たことのある水場。町のいたるところにあり、日々の生活に深く根ざしていることが伺われた。

同じく水場

また川や水路にゴミがほとんど無いことからも水を大切にしているんだということも収獲だった。何気ない日常が繰り返されていることの大切さをしみじみ思う。

学校橋を渡り、郡上八幡旧庁舎記念館へ向かうのに通ったのは「いがわ小径」。道幅は1.5mくらいだろうか、その名の通り風情のある小さな道だ。その道沿いには水路があり、沢山のコイが泳いでいた。

いがわ小径

餌を買ってやり始めるとすぐに鯉たちが集まってきた。数十匹の鯉が群れている中、俊敏な動きで餌をついばむ魚が居た…。

上流側の鯉

「も、もしかしてエの字か?」と目を凝らしたが、大きな鯉の魚体に隠れてはっきりと見ることができない。と、下流側で餌をやっている家族連れが居り、「微笑ましいなぁ」、とみていると餌を食う魚の水しぶきが目に飛び込んできた!あわてて下流側へ向かう。

仕切りがされた下流側に、アマゴの群れを発見。鯉の餌やりに集中して残っていたエサは半分もなかったのはちと残念♪

アマゴの群れ泳ぐ川

※ 実際は朱点も見えてましたヨ♪ アマゴちゃ~ん!

郡上八幡のアマゴ

家のすぐ横を流れる水路にアマゴの住む贅沢。こんな状況に自分が住んでいたら、エノハ釣りなんてしない。美しい1匹1匹に、みゆきだのかずえだのと名前を付けて愛でる楽しみを満喫することだろう♪

なんて、よく見てみるとヒレに白線の入った魚体も見えた。イワナまでおるんかい? ってのが素直な感想。

吉田川のアマゴとイワナ=上がイワナで、下がアマゴ♪=

一番大きな魚体のアマゴは、群なすアマゴたちの前にある沈み石の前に陣取っていた。自然状態もこのようなものかと、餌をその前に放りこんでみる。すると、見送る餌と反転してまで食う餌の2つがあることに気づいた。

なんて、やっぱり釣りの事ばかり考えちゃうんですね♪

郡上釣りの道具を観察

左京町から新町方面へと商店街の中を歩いて行く。時折すれ違うのは人力車、立ち止まってはする町中の説明をこっそりと盗み聞きさせてもらいました。

釣具屋さんがあったので寄ってみると…。
「こ、これが郡上竿なんだ」

郡上竿とビク、タモ

仕上げの美しさだけではなく、剛竿といえそうな雰囲気が伝わってくる。ビックリした答というのは、継の部分です。真鍮製で強化されているのが分かりますか?

お店の人に郡上竿について聞いた話です。

「良い竹を組み合わせて作るのではなく、竹の1本竿で作られています。強度と抜きの調子を出すために、竹の方向をねじっているんです。だから真鍮の継の部分に矢印がついているでしょ、その方向で継ぐことによって竿の力を出すことができるんですね」、ということだが、方言を聞き取るのが精一杯。これが、旅の楽しみですナ♪

竿の下にはビクやタモも並べられていましたが、作る人は少なくなったとか。竹竿については作る人も居なくなったそうです。釣具ではなく、漁具といえる力強さを感じます。最近の釣具に欠けている部分かもしれません。遊ぶための調子や使い勝手ではなく、獲って持ち帰るための工夫を突き詰めた地域歴史・文化の結晶と言い換えてもいいでしょう。

この日は3軒の釣具屋を回りましたが、川釣りの道具だけという男ッぷりのよさ! 関わる人の多さが分かるってなもんです。

郡上での貴重な体験でした

高速バスで往復なら、大分から2万5千円ほどで行くことができます。レンタサイクルの利用が良いかもしれませんネ、1日歩き回って疲れてしまいました♪ 

郡上にては釣りを全くしてませんが、貴重な体験となった一日でした。長良川と吉田川は機会を作って、是非とも竿を出してみたいところですね。

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