魚名方言研究のための史資料一覧

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魚名方言の研究資料

このサイトにて、国内魚名の方言名・地方名を調査、研究するために参考とした史資料一覧を下記に掲載、随時追加・修正しています。
※2022年8月24日 史資料増加及び今後の利便性を考え、通し番号を付すことに。以降の記事内の資料番号はこちらを使用してまいります。既出の記事については修正の際に変更をしていく予定。
※2022年9月8日 渋沢敬三の『日本魚名集覧 第1部』掲載の史資料も頻繁に引く必要があるため抜粋しておきました。

参考史資料及び書籍類

【甲1】日本魚名集覧 第1部 渋沢敬三 1942年 アチックミューゼアム
【甲2】日本魚名集覧 第2部 渋沢敬三 1944年 ㈱生活社 漢字魚名表、補遺Ⅱ
【甲3】渋沢敬三著作集 渋沢敬三著、網野善彦他編 1992年 平凡社

【乙1】水產俗字集 大日本水産會編 明治20年(1887)
【乙2】水産名彙全(大日本水産會報第227-237号附録) 田中芳男編纂、藤野富之助補輯 大日本水産會編 明治34-35年 (1901-1902)
【乙3】 水產寶典 大日本水産会編 大正5(1916)年
【乙4】 水產寶典 大日本水産会編 大正14(1925)年

【癸1】 日本産魚名大辞典 日本魚類学会編 1981年 三省堂

【史料】

【古典類 戦国・近世(大凡1400年)以前】

07-01 古事記 太安万侶 和銅5年(712年)
07-02 日本書紀 舎人親王他編 養老4年(720年)
07-03 出雲國風土記 出雲臣広島監修 神宅臣金太理編 天平5年(733年)
08-01 万葉集 大伴家持他編 延暦25年(806年)頃か
08-02 新選字鏡 僧昌住 寛平4年(892年)
09-01 本草和名 深根輔仁編 延喜18年(918年)
09-02 和名類聚抄 源順編 承平年間(931年~938年頃)
 ┗18-05 箋注倭名類聚抄 狩谷棭斎著 文政10年(1827)成立、明治16年(1883)刊
10-01 新猿楽記 藤原明衡 天喜年間(1053年~1058年)又康平年間(1058年~1065年)か不詳
10-02 類聚名義抄 編者不詳 11世紀末~12世紀頃 註 図書寮本 永保元年(1081年)から康和2年(1100年)頃に成立
11-01 色葉字類抄 橘忠兼編 天養年間から長寛年間(1144年~1165年) 註 二巻本の成立期
13-01 平家物語 作者不詳 延慶2年(1309年)以前か
13-02 安東郡専当沙汰文 安東郡権専当吉貞・守吉 元徳元年(1329年) 註 『神宮神領記』所収 度会盛光 嘉暦3~元弘元年(1328~1331年)
14-01 下学集 東麓破衲 文安元年(1444年)
14-02 壒嚢鈔 僧行誉 文安2年(1445年)または同3年(1446年)

【古典類 戦国・近世(大凡1500年)以後】

15-01 慈元抄 著者不明 室町後期
16-01 後水尾院当時年中行事 後水尾天皇 元和年間以降(1615年~1624年)か ※写本は文政4年(1821年)
16-02 料理物語 著者不明 寛永20年(1643年)
16-03 和爾雅 貝原好古著 元禄7年(1694)
16-04 本朝食鑑 巻之7~9 鱗部之1~3 人見必大 元禄10年(1697年)
16-05 和漢音釋書言字考節用集 槙島昭武 元禄11年(1698年)
17-01 日本釈名 貝原益軒 元禄13年(1700年)
17-02 大和本草 貝原益軒編 宝永7年(1709年)
17-03 和漢三才図会 寺島良安 正徳2年(1712年)
17-04 物類称呼 越谷吾山 安永4年(1775年)
17-05 日本山海名物図会 平瀬徹斎 編[他] 寛政9年(1797年)
〇諸国産物帳(享保・元文諸国産物帳) 丹羽正伯編 1735年から1738年頃か
 ┝ 17-50 肥後国之内熊本領産物帳
 ┝ 17-51 豊後国之内熊本領産物帳
 ┝ 17-52 筑前国産物帳・絵図帳
18-01 重修本草綱目啓蒙 小野蘭山 享和3年(1803年)
18-02 魚鑑 武井周作 天保2年(1831年)
18-03 太宰管内志 伊藤常足 天保12年(1841年)
18-04 皇都午睡 西沢一鳳 嘉永3年 (1850年)
18-05 箋注倭名類聚抄 狩谷棭斎 明治16年(1883年)
18-06 和訓栞 谷川士清編 安永6~明治20年(1777~1887年)
18-07 両羽博物図譜 松森胤保 幕末~明治 18魚類図譜 川魚部

【明治以降】

T01 祖母嶽 百渓碌郎太著 大正14年(1925年) 秀英社
S01 紀州魚譜 宇井縫蔵著 昭和6年(1931年) 紀元社

【県市町村等の史誌類】

H01 別府市誌 昭和8年(1933年) 別府市教育員会

【研究報告・論文】

P01 再考,魚名の研究 安室 知
P02 山口県瀬戸内海側で使用されている魚介類の地方名称について 木村博
P03 兵庫県但馬地方における漁獲物の地方名称 松井芳房、大谷徹也
P04 鹿児島県の地域別魚介藻類の方言名
P05 青森県における魚類等の方言名について 塩谷 亨 室蘭工業大学
P06 茨城県海産魚類の方言について 浅野 長雄
P07 茨城県産魚類の方言について(第1報) 藤本武・浅野長雄
P08 茨城県産魚類の方言について(第2報) 浅野長雄・藤本武
P09 日本人の心の魚,クロダイ 海野 徹也
P10 産物書上帳記載の魚名を基にした近世農民の魚種識別知識の検討
P11 明治初期・飛騨地方における生産魚類の分布論的研究 国立民族学博物館研究報告 1979 4巻2号
P12 II章 サケ属魚類とは 日本水産資源保護協会

参考資料 WEB頁

W01 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 
W02 ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑
W03 MANAしんぶん内 真名真魚字典・今様魚字尽
W04 山形県魚の地方名辞典 庄内版
W05 石川県魚類方言集 石川県水産試験場
W06 丹後地方で使われている魚名方言集(標準和名→方言)
W07 島根の魚の名前
W08 島根県内の淡水魚・汽水魚の地方名(河川・湖沼別)
W09 福島の海産動物方言集
W10 昔の茨城弁集
W11 伊豆の魚の方言(逆引き編)
W12 魚やエビの地方名(岡山県版)
W13 岐阜県のさかな (岐阜県水産試験場)
W14 奈良文化財研究所
W15 長崎おさかな方言辞典(長崎+α)
W16 沖縄で漁獲される主要魚の名称一覧表(和名ー方言)
W17 佐賀県の淡水魚
W18 アイヌと自然 デジタル図鑑

【甲1】 日本魚名集覧第1部の資史料 控

引用文献書目表

#1 A Catalogue of the Fishes of japan. D.S.Jordan, S.Tanaka,J.O.Snyder.1913.
(帝大紀要 日本産魚類目録 大正2年)
#2 日本魚類圖説 田中彌一郎、内田惠太郎、松原喜代松共著 昭和10年9月。
#3 日本動物圖鑑 昭和4年5月 第3版。
#4 應用動物圖鑑 昭和5年3月。
#5 日本重要魚類圖集 海老名謙一編 昭和6年9月。
#6 魚類學 田中茂穂著 昭和7年5月(水産學全集第2巻)。
#7 日本産魚類圖説 田中茂穂著 (自第一巻至第四十八巻)。
#8 有用有害觀賞水產動植物圖説 雨宮田中其他諸氏著 昭和8年6月。
#9 紀州魚譜 宇井縫蔵著 昭和6年9月 第3版。
#10 麑海魚譜 白野夏雲 明治44年 再版(田中、波江両氏の学名表を附せるもの。初版は明治6年)。
#11 増訂日本水產動物學 上下 藤田經信著 大正2年5月。
#12 魚名便覽 松野助吉著 大正10年11月。
#13 Fauna Japonica. Siebold. 1842. 復刻版(田中氏学名附載)。
#14 分類水產動物圖説 淺野彦太郎著 昭和10年1月。
#15 新潟縣天產誌 中村正雄編 大正14年12月。
#16 上高地及梓川水系の水棲動物、附信州の魚類 上野益三、宮地傳三郎共著 昭和7年2月。
#17 水族名彙 農林省(謄寫版)。
#18 岩波動物學辞典。
#19 實験活用水產寶典 日暮、木村、川合三氏共著 昭和12年10月。
#20 日本の魚類 田中茂穂 昭和11年12月。
#21 動物分類表 谷津直秀 昭和13年 全改訂版。
#22 湖沼の水産 川端重五郎遺著 昭和6年。
#23 霞ケ浦漁業基本調査報告書 茨城県水産試験場 大正2年。
#24 濱名湖調査報告 静岡縣水產試験場 大正2年。
#25 鮎 阿部圭著 昭和8年。
#26 Description of the fishes collected from the Yangtze Kiang China,by late Dr.Kishinouye & his party in 1927-1929.
By B.Kimura 1934.
#27 鮮滿動物通鑑 村田懋麿編 昭和11年7月。
#28 朝鮮魚名譜 鄭文基 昭和9年9月。
#29 靜岡縣水產誌 高橋興策著 明治27年。
#30 加賀產鮴類 市村塘 動物學雑誌 vol.30.1918.
#31 近江ノ淡水魚類 野澤俊次郎 動物學雑誌 vol.4.明治25年。
#32 魚類各部のアイヌ名 野澤俊次郎 動物學雑誌 vol.4.明治25年。
#33 北海道産魚類總説 にしん異名 野澤俊次郎 動物學雑誌 vol.4.明治25年。
#34 大阪市民の供膳動物 高松榮太郎 動物學雑誌 vol.4.明治25年。
#35 濱名湖の魚類 小笠原利孝 動物學雑誌 vol.4.明治25年。
#36 丹後由良川產魚類目録 動物學雑誌 vol.36。
#37 高知附近の魚類 蒲原稔治 動物學雑誌 vol.43,44,45,46。
#38 北海道長萬部アイヌの水產動物の呼稱 木下虎一郎 動物學雑誌 vol.46。
#39 九十九里沿岸を主とせる千葉縣淡水魚類 與世里盛春採集 田中博士験定 動物學雑誌 vol.45。
#40 魚類の研究資料 田中茂穂 動物學雑誌 vol.42。
  (1)オイカワ及びウグイの甲府に於ける方言。
  (2)ホトケドジョオの變種。
  (3)小名濱のボラ。
  (4)イシナギ、ニベ、カレイ等。
  (5)甘鯛に就て。
  (6)壱岐產魚類名稱(殊に志原村附近)。
  (7)福島縣小名濱附近の魚類。
  (8)マアジに關する調査。
  (9)ムツに就いて。
  (10)魚類地方名(鈴木新氏調査)。
  (11)シイラとマアジの習性(鈴木氏)。
  (12)吉野川產魚類(西岩太郎氏採集)。
  (13)高知縣下メダカの方言。
  (14)山口縣小野田町の魚類方言。
  (15)神奈川縣國府津の魚類方言。
#41 土佐柏島附近採集魚 蒲原稔治 動物學雑誌 vol.42。
#42 信州產淡水魚類目録 田中茂穂 動物學雑誌 vol.21。
#43 魚類報告 田中茂穂 動物學雑誌 vol.20。
  (1)河野齢藏氏採集 信州松本地方淡水魚類目録。
  (2)千葉徑之助氏採集 大村灣を中心とせる魚類。
  (3)熊本縣農業學校 土田都止雄氏採集魚類。
  (4)越後新發田 畠山久重氏採集魚類。
  (5)山口縣都濃郡富田村 藤谷織之助氏採集魚類。
  (6)作州津山 影山藤作氏採集魚類。
  (7)淡路福良 内山柳太郎氏採集魚類。
  (8)長崎縣師範學校 洗直氏採集魚類。
  (9)信州大町中學 大木麒一氏木崎湖採集魚類。
  (10)猫山常藏氏採集岐阜縣淡水魚類。
  (11)島根縣徳久三種氏採集魚類。
  (12)播州揖保村 大上宇一氏採集魚類。
#44 岐阜縣產魚類豫報 田中茂穂 動物學雑誌 vol.20。
#45 琵琶湖產魚類 田中茂穂 動物學雑誌 vol.20。
#46 南部樺太の魚類について 動物學雑誌 vol.20。
#47 ウシサワラとカマスサワラ 岸上鎌吉 動物學雑誌 vol.20。
#48 魚類雑誌(No.1~7。大正2年)。
  (1)淡水產魚類 松浦觀一郎。
  (2)長崎方言のカナガシラ 金子一狼。
  (3)丹後產鰤に就いて 岸田久吉。
  (4)長崎縣早岐產ジョオトク 千葉徑三郎。
  (5)若干の魚類の方言 黒田長禮。
  (6)伊勢湾產魚類 田中茂穂、宮本邦基。
  (7)長崎縣產魚類方言に就いて 宮崎直、金子一狼。
  (8)長崎產フカに就いて 福地定吉、金子一狼。
  (9)栃木縣安蘇郡氷室村淡水魚類 中島龜太郎
  (10)丹波國柏原產魚類 中川純。
  (11)越中に於ける鰤の方言。
  (12)長崎方言のグチ 金子一狼。
  (13)熊本附近魚類 河上方次。
  (14)若狭小濱の魚類 田中茂穂
  (15)靜岡縣田方郡内浦附近淡水魚類 青木赳雄
  (16)新潟縣柏崎の魚類 梶谷方吉。
  (17)關東州にて見たる魚類 脇山三彌。
#49 廣島縣魚名方言集 田村松太郎 廣島縣水產會報 NO.13。
#50 琉球水產生物の方言 永井正 水產研究誌 vol.17。
#51 鰤の方言 松野助吉 水產研究誌 vol.8。
#52 熊野浦に於ける魚類異名 石原重郎 水產研究誌 vol.13。
#53 水戸地方魚類の方言 平井佐吉郎 水產研究誌 vol.12。
#54 富山縣產魚類 松野助吉 水產研究誌 vol.7。
#55 紀州產魚類目録 脇谷洋次郎 水產學會報 Vol.1.
#56 罐詰より見たる鮪漁業 江良至徳 海洋漁業 No.14。
#57 相州小田原產魚類 田中茂穂 動物學雑誌 vol.19。
#58 陸前伊豆沼魚類 田中茂穂、熊谷三郎 動物學雑誌 vol.29。
#59 魚類便覽捕遺 松野助吉 水產研究誌 vol.17。
#60 沖繩縣魚類名 沖繩縣水產技手報告。
#61 堺市沿海の魚族 宇井縫蔵 堺市史本編第一。
#62 支那及滿洲に於ける主要水產物名稱表 木村重 海洋漁業 vol.3。
#63 朝鮮明太魚 鄭文基 朝鮮の水產 No.128,129。
#64 瓊崖漁鹽之調査 廣東省建設廳刊印 中華民國21年4月。
#65 鮭鱒の話 太平洋漁業株式會社調査部。
#66 La Pêche Moderne. G. Albert-Prtit 其他 1925.
#67 A Catalogue of Vertebrates of Japan. Y.Okada. 1938.
#68 富山縣產魚類調査 中村誠喜。
#69 臺南地方に於ける虱目魚、草蝦及び蟳の養殖 中野宗治 昭和6年。
#70 Report n the Working of the S. T. “Tongkol” for the Period 28th May to 31st Dec. 1926. Part1&2. by C.F.Green. Singapore 1927.
#71 水產調査豫察報告(四巻) 農商務省 明治24~26年。
#72 滿洲國中華民国に於ける魚介の研究 山川洵 昭和14年。
#73 鞆近海水產動物 廣島縣沼隈郡鞆尋常高等小学校 昭和14年。
#74 On the Offshore bottom-fishes of Prov. Tosa, Shikoku, Japan. by Toshiji Kamohara. 昭和13年。
#75 朝鮮魚類誌 第一冊 内田惠太郎 朝鮮總督府水產試験場 昭和14年。
#76 Malayan Fishes, by C. N. Maxwell. 1921 Singapore.
#78 虱目魚養殖臺灣總督府殖產局 大正10年。
#79 魚 大島正滿 昭和15年。
#80 The Fresh Water Fishes ofthe Riukiu Islands, Japan. by D. S. Jordan and S. Tanaka. 1927, Reprinted from Annals of the Carnegie Museum.
#81 岡山縣下に產する特殊動物並に該動物に關する研究論文目録 岡山縣 昭和5年。
#82 本邦に於ける淡水魚類研究の現在及將来 岡田彌一郎 吉田博士祝賀記念誌 昭和14年。
#83 The FreshWater Fishes of Miyako-zima and Adjacent Islands. by Y.Okada and H. Ikeda,1939, The Transration of Biogeographical Society of Japan,Vol.3, No.2.
#84 沖縄島及びその近接島嶼の脊椎動物目録 岡田彌一郎、木場一夫 沖縄博物學會會報 vol.1、No.1。
#85 The Fresh Water Fishes of Okinawajima. by Y. Okada and H.Ikeda. 1938 Transration of Biogeographical Society of Japan,Vol.3, No.1.
#86 靜岡縣伊東町淨の池の魚類に關する天然記念物調査報告 黒田長禮 大正10年。
#87 魚 田中茂穂 昭和15年。
#88 南洋年間 臺灣總督官房外事課編纂 昭和12年。
#89 滿支の水產事情 岡本正一 昭和15年。
#90 北滿主要水產物名稱便覧 產業部農務司水產科 康徳5年。
#91 海南島魚類目録 東亞研究所第一部自然科學班 昭和14年。
#92 北日本產鰈類 疋田豐次 水產研究彙報第4巻 昭和9年。
#93 専用漁業關係水族名稱便覧 昭和5年 農林省。
#94 滿洲國南部主要水產名稱便覧 野澤重一 營口水產試験所 康徳4年。
#95 日本産魚類方言集 兵庫縣水產試験場 昭和16年。
#96 南洋食用水族圖説 日産水産研究所 昭和16年。【甲2】
#97 実用魚介方言圖説 田中茂穂著 昭和16年。【甲2】

引用古文献書目表

#101 栗氏魚譜 栗本丹州。
#102 水族志 畔田伴存 文政10年。
#103 水產俗字解。
#104 古事類苑 動物部。
#105 分類萬葉集 佐々木信綱著 昭和5年9月。
#106 豆州内浦漁民史料 渋沢敬三編著 昭和12~14年。
#107 水產名彙 田中芳男編纂藤野富之助補輯 明治35年 大日本水產會報第237號附録。
#108 瓊浦偶筆 平澤元愷 (海表叢書 昭和3年)。
#109 湖魚考 小林義兄 文化元年。
#110 大日本水產會報。
#111 新選北海道史 北海道廰 昭和12年。
#112 兵庫縣漁業慣行録 (原本 明治22年、同水產試験所刊 昭和11年)。

引用方言研究報告類表

#200 釣日記 朝日新聞社 1936年。
#201 國語教育(雑誌) Vol.9、No.8 全國メダカ方言語彙 佐藤清明。
#202 安藝の國(雑誌) Vol.1、No.4 広島縣のメダカ方言 磯貝勇。
#203 靜岡縣魚類方言集(稿本) 内田武志。
#205 土佐に於けるメダカ方言資料 橋本延壽。
#207 山形縣方言集(単行本) 山形縣師範學校。
#208 千葉方言 山武郡篇(単行本) 塚田芳太郎。
#210 尾張の方言(単行本) 加賀紫水。
#211 石川縣方言集(単行本) 石川縣教育会。
#212 青森縣方言集(単行本) 青森縣師範學校。
#213 北海道幌別漁村生活誌(単行本) 佐藤三治郎。
#215 土佐の方言(単行本) 土井八枝。
#216 土の香(雑誌) 愛知縣メダカ方言語彙 佐藤清明。
#217 全國メダカ方言集(単行本) 辛川十歩。
#218 全國メダカ方言集補遺(稿本) 辛川十歩。
#219 郷土研究むさしの(雑誌)第6輯 杉山正世。
#220 岡山縣動物方言辞典 佐藤清明 昭和11年。

古事類苑 動物部魚部文献目録

A1 古事記 太安万侶 和銅5年。
A2 常陸風土記 和銅6年頃か。
A3 播磨風土記 霊亀元年頃。
A5 日本書紀 舎人親王、太安万侶 養老4年。
A6 出雲風土記 神託臣金太理、出雲臣廣島 天平5年。
A7 萬葉集 著者未詳 天平寶字3年以前。
A10 日本靈異記 僧景戒 弘仁13年。
A11 令義解 清原夏野等 天長年間。
A12 類聚妙義抄 菅原是善? 平安朝末期。
A15 文徳實錄 藤原基経 元慶2年。
A16 侍中群要 橘廣相 昌泰年間。
A18 類聚國史 菅原道真 寛平4年。
A19 新選字鏡 僧昌住 昌泰年間。
A20 三代實錄 藤原時平等 延喜8年。
A21 延喜式 藤原時平 延喜年間。
A22 肥前風土記 著者未詳 延長年間。
A23 和名類聚抄 源順 延長年間。
A24 土佐日記 紀貫之 承平5年。
A25 公忠集 源公忠 自延喜至承平頃。
A27 本朝月令 惟宗公方 自天慶至安和頃。
A28 西宮記 源高明 天元5年以前。
A30 古今和歌六帖 著者未詳 自天暦5年至長保頃。
A31 拾遺和歌集 著者未詳 自長徳至長保。
A32 源氏物語 紫式部 自長保3年至治安2年か?
A34 北山抄 藤原公任 長久2年以前。
A35 赤染衛門集 赤染衛門 長久2年以前。
A36 新猿楽記 藤原明衡 (一)自天喜至康平ころならん。(二)自寛徳二年至治暦四年頃ならん。
A37 雲州消息 藤原時衡 後冷泉朝頃。
A38 今昔物語 源隆國 自後一条朝至白河朝頃。
A40 江家次第 大江匡房。
A42 散木弃歌集 源俊頼 自堀河朝至崇徳朝間。
A45 伊呂波字類抄 橘忠兼 自天養至治承年間。
A46 源平盛衰記 著者未詳 自応保至寿永間。
A47 宇治拾遺物語 著者未詳 建保年間。
A48 古事談 源顕兼 自建暦2年至建保3年間。
A52 詞花和歌集 六条顕輔 仁平元年。
A53 平家物語 著者未詳 自建久至承久間。
A56 現存和歌六帖 藤原光俊? 年代未詳。
A59 勘仲記 勘解由小路兼仲 永仁2年。
A60 釋日本紀 卜部懐賢 年代未詳。
A63 吾妻鏡 著者未詳 鎌倉時代。
A64 安東郡專當沙汰文 安東郡権專當吉貞・守吉 元徳元年。
A65 徒然草 僧兼好 上巻建武3年以前、下巻建武3年の夏以後。
A66 年中行事歌合 著者未詳 貞治5年。
A67 海人藻介 惠命院宣守 応永27年。
A70 下學集 東麓破衲 文安元年。
A71 壒囊抄 釋行譽 文安年中。
A72 看聞日記 後崇光院 応永23年以後。
A73 親元日記 蜷川親元 寛政6年、文明5・13・15・17年。
A74 大上﨟御名之事 伊勢貞陸 自文安6年至文明5年間ならんか。
A76 應仁記 著者未詳 年代未詳。
A80 饅頭屋本節用集 林宗二 明応5年ならん。
A82 睲睡笑 僧策傳 元和9年。
A83 他識篇 林道春 寛永8年。
A84 毛吹草 松江維舟 正保2年。
A87 玉造小町子壮衰書 著者未詳 寛文3年。
A88 夫不和歌抄 勝田長清 寛文5年。
A89 釋素往来 一条兼良 寛文8年。
A93 後水之尾院当時年中行事 左僕射基煕 天和元年。
A94 八代集抄 北村季吟 天和2年。
A96 雍州府志 黒川玄逸 年代未詳。
A97 庖厨備用倭名本草 向井元升 貞享元年。
A98 御湯殿の上の日記 著者未詳 自文明9年至貞享4年。
A99 和爾雅 貝原好古 元禄元年。
A104 本朝食鑑 平野必犬 元禄10年。
A105 書言字考節用集 槇島照武 元禄11年。
A106 日本釋名 貝原篤信 元禄12年。
A108 攝陽群談 岡田後志 元禄14年。
A109 藩翰譜 新井君美 元禄14年。
A110 大和本草 貝原篤信 寛永6年。
A112 和漢三才圖會 寺島良安 正徳2年。
A113 採藥使記 阿部照任 享保頃。
A115 東雅 新井君美 享保4年。
A116 近江國輿地志略 寒川辰清 享保19年。
A117 續江戸砂子 菊岡沾凉 享保20年。
A125 八丈物產志 著者未詳 宝暦頃?
A126 古今著聞集 橘成季 明和7年。
A127 物類稱呼 越山吾山 安永4年。
A130 鶉衣 横井也有 年代未詳。
A131 安斎随筆 伊勢貞丈 年代未詳。
A133 近世畸人傳 伴蒿蹊 寛政2年。
A134 食物和歌本草 山岡元隣 寛政7年。
A135 本草和名 深江輔仁 寛政8年。
A137 古事記傳 本居宣長 寛政10年。
A138 日本山海圖會 蔀關月 寛政11年。
A142 橘庵漫筆 田中仲宜 享和2年。
A143 重修本草綱目啓蒙 小野職博 享和2年。
A146 和訓栞 谷川士清 文化2年。
A149 春浪耬筆記 司馬江漢 文化8年。
A151 烹雜の記 瀧澤解 文化8年。
A153 甲斐國志 松平貞能 文化11年。
A154 塵塚談 小川顕道 文化11年。
A156 一話一言 大田覃 自安永8年至文政3年。
A157 類聚符宣抄 塙保己一 文政3年。
A158 甲子夜話 松浦清 文政5年。
A163 箋注和名類聚抄 狩谷望之 文政10年。
A167 魚鑑 武井周作 天保2年。
A170 百家琦行傳 八島春信 天保6年。
A171 北越雪譜 鈴木牧之 天保6年。
A172 街迺噂 平亭銀鷄 天保6年。
A173 新編常陸國誌 中山信名 天保7年以前。
A174 日光山志 植田盂縉 天保8年。
A175 東都歳時記 斎藤幸成 天保9年。
A176 紀伊續風土記 仁井田好古 天保10年。
A180 柳亭記 高屋種彦 天保13年以前。
A181 俚言集覽 村田了阿 天保14年以前。
A182 古名錄 畔田伴存 天保14年。
A184 梅園日記 北愼言 天保15年弘化元年。
A185 貞丈雑記 伊勢貞丈 年代未詳。
A186 有徳院殿御實紀附錄 成島司直 嘉永2年。
A187 皇都午睡 西澤一鳳 嘉永3年。
A188 提醒紀談 山崎美成 嘉永7年。
A189 比古婆衣 伴信友 嘉永5年。
A190 百品考 山本亡羊 嘉永6年。
A195 浪花の風 久須美祐雋 年代未詳。
A196 蒹葭堂雜錄 暁鐘成 安政6年。
A198 守貞漫稿 喜多川季荘 慶應3年。

AB1 類聚雜要抄 著者未詳 年代未詳。
AB2 空穂物語。
AB4 大草家料理書 著者未詳 年代未詳。
AB5 庖丁聞書 著者未詳 年代未詳。
AB7 北條五代記 著者未詳 年代未詳。
AB8 享保集成絲綸錄 著者未詳 年代未詳。
AB11 駿清遺事 著者未詳 年代未詳。
AB12 翼撰字鏡 著者未詳 年代未詳。
AB13 狗猧集 著者未詳 年代未詳。
AB14 相州文書 著者未詳 年代未詳。

魚名方言研究の目的

古きものは消え去るが定めとは言いつつも、地域を彩っていたはずの方言は日を追うごとに薄れ、日本全国が金太郎飴の如くなっていくのがこれからの時代かもしれません。

「今採集、記録しておかないと!」、失われてしまえば二度と戻らなくなります。

お隣の国「韓国」では漢字を捨てて云十年で、漢字を読めなくなり簡単に古きを知ることが難しくなっているなんてことを聞き及びます。我が日本も他人事ではなく、英語を会社の公用語にするという動きがでており、日本の第一言語は英語となる日がくる可能性も高まっています。

言語が失われれば日本の文化は失われるも同然ですが、方言が失われれば地域文化も失われるといえるでしょう。これからの新日本人がそれを選択するなら仕方のない事です。

それでもせめてもの魚名方言の記録をしつつ、魚名方言の分布範囲を見ておくことで、古き時代の地域文化圏や地域文化の連続性を調査研究したいと考えております。

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