渓流釣り解禁日に、尺物エノハと源流の美形アマゴ

スポンサーリンク
2004年 エノハの渓へ第2話

さて、ついに2004年の渓流釣りも解禁日を迎えた。

今年は大分川からのスタートと決めていたので、某川の中流部へ出撃。前日は午前2時まで仕事をしてから急いで準備を進め、エサを買い午前5時にチンの字と合流。
狙いはもちろんのことアマゴをメインに。

夜明けを待って、恒例のお参り。お神酒を川に流して1年の安全と豊漁を祈願し釣りを開始。
果たしてどんなエノハと出会えるのかと期待だけは高まっていた。

~2004年 エノハの渓へ第2話~

大苦戦となった解禁日の午前中

はじめてから30分…、何のアタリも無い。
それから1時間ほど…、ヤッパリ何のアタリも無い。
正確に言えばチンの字が釣りそこなったものが1匹のみ。

当日の釣り道具

そして、今年も穂先が折れてしまいました。別にいつもの短気をおこしたのではなく、買ったばかりで、何処にぶつけた訳でもなく、まだ1匹も釣っていないのに何故? 来年も又折れるのだろうか…。

仕方が無いので上流部に移動する。
この川は源流部よりもその下側が非常に険しい場所が多い。苔も多いため、多少ビビリながらの遡行を続ける。個人的には解禁明けの良いリハビリになった。

ここでは、チンの字が7寸足らずのエノハ(アマゴ)が1匹。その他には2人合わせてもアブラメ×1とハヤ×1…。それ以外にアタリもない。いったいどうしたのだろうか?

大分川のポイント

散々の渓流釣り解禁日に川を移動することに決め、11時半に早めの昼食。

小倉峠のアルクに新年のご挨拶。今年も塩ラーメンは健在♪ あったかい雰囲気が釣れていない気分を和ませてくれる。さぁ、次の川だ!

尺サイズのエノハ(アマゴ)が連発するも

腹を満タンにして場所移動すると、幸先良くチンの字に9寸に足りないくらいの幅広エノハが竿を絞る。本筋の一つ向こう側でかけたため、意外とやりとりに手間取っていた。これで新しい竿の感じも掴めたようだ。

おいらのほうは、必殺のハヤ竿を持ち出して見た。ミミズやブドウ虫の食いも良くないので、チンの字に倣って川虫にチェンジ。

どうしても狙いたい場所があったので、チンの字に先行してもらう。そして、彼が川虫を取っている間においら的に本日の本命ポイントに入らせてもらう。エサはクロカワ虫を選択し、G2のオモリをつけ、ハリスは0.3号を使用。仕掛けがなじんだ頃に目印に反応が…。

「んが?」、やっぱり居てくれた。竿をためながら下流へといなす。ハヤ竿にはパワーが無いため、走らせすぎないように注意しながら自分も下る。

取り込みの段階になると、最後の一寄せでエノハ(アマゴ)のヘリコプター大会(竿が柔すぎるので。魚を寄せるとグルグルと自分の周りを廻ること…)になるのが心配なのとタモが小さいので、下流側で川虫を取っていたチンの字に声をかける。

憧渓:「よ~イ、とっちくりぃや!」
チンペー:「…」、無心に川虫を取っている。

憧渓:「よ~い、よい!、聞こえんのか~! コン馬鹿タレ~」
チンペー:「…」、ニタニタと笑いながらこちらに向い始めた。

憧渓:「昨年のニジのお返しか? 畜生~! これじゃ間に合わん」、
そう思ってエノハを流れの薄い所に持っていき、タモに取り込んだ。何とか本尺と少しありそうだ。

憧渓の尺エノハ

アイコンタクトと連携の訓練が必要かも…。
そこで、本命ポイントをチンの字に譲る。解禁なので、少しは数も入っているのではという読みだ。

先に来たのは下流側で釣っていたおいら。おっと、コイツのほうが引きが強い! 寄って来ないは、暴れるは、手は疲れるは…などと泣き言を考える余裕もある。寄せてから最後は大きなタモのチンの字が取り込んだ。

憧渓
≒= いや、小さな画像しか残ってなかったのよ ==

少しサイズダウンした9寸8分ほどで、エサはオニチョロの2匹がけ。その後15分ほど無駄話に花を咲かせてポイントを休め、再度釣り開始。おいらは、竿をたたんでチンの字にかかるのを待った。

「また、来た!」チンの字の竿にもいい引きが感じられている。
それでも思ったよりは弱い抵抗で、タモへとおさまった。これもしっかりと本尺はある。チンの字、初の尺エノハだ。

チンの字の尺エノハ

ここでは、エサのローテーションが効いたようだ。クロカワ→ミミズ→オニチョロ→ヒラタの流し。
時間的にも少し粘ってみたのが好結果となったのかも。

釣り味の意味でも、のべ竿で良型が来るのは非常に楽しく、また嬉しいものだ。開けた場所で、4.5mクラスの竿を使用すると、アプローチに誤魔化しは効かない。エノハと目が合ってしまう場面すらある。

それと引きの楽しさと糸を出せないことの面白さも、おいらを夢中にさせてくれる。エサ釣りってよりは、「のべ竿釣り」を楽しんでいきたい。

この後は、温泉に入るために長湯へと移動。芹川水系は、県外勢を中心としたフライマンが沸いていた。最近、エサ釣りの人は少ないなぁ。

ガニ湯にたむろするフライマン

沸いていたフライマンを見ていると、フライマンだったW君とも宮崎方面でご一緒しなければと思い出した。入るところは、五ヶ瀬川・耳川、そうそう小丸川でもいいな…。

帰り際の小沢で美形エノハ(アマゴ)をゲットォ!

温泉に浸かっても、多少早めに切り上げたため時間は4時半頃…、まだ釣る時間はありそうだ。そこで、帰り道にある手近な源流部へ移動。

源流部のポイント
落ち込みからてまえにかけての岩だったようです。

温泉後なのでウェーダー類はパスして、竿とエサだけもってのお気楽釣りにチャレンジ。釣れる筈ではなかったのだが…、チンの字にアタリが来た!

美形のアマゴ
源流の美形アマゴ♪

多少サビ残りだが、朱点は濃い赤め、マダラのように腹部にもびっちり黒点、体側部はうっすらとピンクがかった、美しいエノハ(アマゴの8寸越え)をゲット。

グッドな面構えは、この小さな沢の未来の主? を予感させてくれた。

源流部のアマゴ
ピンが合ってなかった、まぁこの頃はねぇwww

2004年の渓流釣り解禁日を終えて

最後の1匹が数的にすっきりしない解禁日午前中の雰囲気をすっかりと払ってくれた、っておいらが釣ったのではないけれど、それでもOK!

今年も9月30日までの期間、ゆっくりと楽しんでいこう!

追記:この時期はまだまだ乱雑な撮影後リリースでした。
以前の銀塩カメラは水場や扱いを気にしなくて良かったものの、デジカメ導入直後はやはり慌てたり、濡れないようにと神経を使ったりと。

その上、リリースを急ごうと気ばかりが急いていたのでしょう、ピントがあっていない写真の多いこと多いこと。
この時期からリリース前提の撮影の為にアクリルケースを導入したり、より手早い対応と撮影を心がけるようになりました。

2004年『エノハの渓へ』第3話へと続く♪

タイトルとURLをコピーしました