谷澤 憧渓

エノハ・マダラ

エノハ(榎葉魚)を江戸中期以降の文献から

江戸中期以降の文献資料及び九州の各市町村史に記された内容からエノハの姿を探してみました。「太宰管内志」、「和漢三才図会」。「諸国産物帳」などに記された内容から往時の姿を思い描きます。エノハともマダラとも呼ばれた魚は美味な物として紹介されておりました。
エノハ・マダラ

エノハの由来譚とその特徴

大分に伝わるエノハ由来譚は、弘法伝説のような話型を持ったものとなっています。超常的な物の介入による地域への福到来と言えるでしょう。こういった話が伝わるのも、ヤマメやアマゴ達が当時の人々の日々の生活に近かったことを示す材料とも云えます。
エノハ・マダラ

シバゴ、アメノハ他、エノハ・マダラ以外の九州ヤマメの魚名方言

シバゴは宮崎県北川、福岡県矢部川にて、アメノハは大分県日田地方にてサクラマス系魚の魚名方言であったという。エノハやマダラ以外にも伝わっていた地方名に、少しだけれど光をあててみた。
エノハの渓へ(旧釣行記)

紅ヤマメとの出会い 北川(宮崎)へと三国峠を越えて

2005年エノハの渓へ第6話。紅ヤマメと出会うことができたのは、宮崎県の北川水系のとある谷。国道326号線の三国峠を越えて大分県佐伯市宇目町の唄げんか大橋の先へと釣行してみた時の報告です。
エノハの渓へ(旧釣行記)

マダラ(ヤマメ)の秘渓探訪 宮崎県南部某河川上流部へ

2005年エノハの渓へ第7話。マダラとはヤマメのことで宮崎県南及び熊本県南での魚名方言。今回は放流がされることなく今に続いているという川への釣行。釣れる魚たちは皆似たような姿態を持っているという、自然に溢れた川でした。
エノハの渓へ(旧釣行記)

藪沢の尺アマゴと44cmの鯉を大分川にて

2005年エノハの渓へ第5話。尺アマゴは藪沢の一級ポイントで鯉は滝下の淵でそれぞれヤリトリ。大分川の支流をあちこちと回りながらエノハを探した時の釣果報告となります。
憧渓の雑記

熊本には江戸時代から鮇=イワナが居たのか? 享保・元文期の産物帳から

九州には居ないとされてきたイワナだが、今回「肥後国内熊本領産物帳」の中に「鮇」の文字を確認することができた。これが正しいのであれば、同資料の記された1730年頃の熊本県に生息していたこととなる。
エノハの渓へ(旧釣行記)

大分川と大野川でエノハ巡り

2005年エノハの渓へ第4話。大分川水系の芹川、阿蘇野川や大野川水系の久住川、潤島川、玉来川をエノハの状況確認を含めて釣行してまいりました。フライ、エサ、ルアーの各人各様の釣り方で、寒い中や時間の中を楽しむことができたと思います。
エノハの渓へ(旧釣行記)

精悍な顔付のニジマスは尺6寸6分を越えて!

2005年エノハの渓へ第3話。九州内の川で大物のニジマスが釣れると聞いたので出撃してきました。野性味あふれる面構えに、各ヒレはパリッとはり体高もあり、体側の虹色が美しく煌めいた魚体をゲットすることができましたのでその報告です。
エノハの渓へ(旧釣行記)

渓流釣り解禁釣行 大分川水系阿蘇野川のアマゴ狙い

2005年エノハの渓へ第2話。今年の渓流釣り解禁日は、大分川水系の支流阿蘇野川で迎えることとなりました。アマゴ狙いで近いけれど人気も実績も高いしということで、早めの場所取りも必要でした。数には恵まれませんでしたが楽しい釣りとなりましたね。