熊、猪、鹿、猿等に注意! あぁ、熊は九州に居りません…

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渓流釣り入門 野生動物の危険
アマゴ釣りのみに夢中になりすぎると…

無駄に渓流釣りの経験が長かったり山遊びが好きだった筆者は、熊を除いた野生動物には釣り場や山行で一通り遭遇していると思う。

猪と猿には追われ、目の前で鹿が溺れ、一時期は雉や兎との遭遇が多かったため、ザックに弓を括り付けておこうかと真剣に迷った等々、思い返せば懐かしい気もする。

九州には居ないけれど熊の危険性も高く、そう考えれば渓流釣りにて遭遇する野生動物は意外に多い気がしてきた。まぁ海釣りと違って、釣り上げる魚に毒や棘が無いのは救いなのかもしれないw

野生動物との遭遇

渓流釣りに行った際には、野生動物と遭遇することがあります。兎、狸、鼬、狐、雉などといった小型生物であれば恐ろしくはありませんが、大型となるとそうもいきません。

筆者も猪と対峙して追われたことがありますが、風のとても強い日に釣り場の下見をすべく林道を下り始めた時にばったりと遭遇しました。慌てて叫んで逃げ(これ良くなかった…)ると追いかけてきましたが、互いの位置関係(猪が急坂の下から上がる形で自分は坂の上w)と車がすぐ近かった事が幸いして運良く助かっただけという…。

見るだけで、ドキッとする看板です^^

ここでは入門記事として野生動物全般の確認及び共通する対策を記しておき、機会があれば特に危険なものは個別に紹介したいと思います。転ばぬ先の杖、気になった生物への対策は常に考えておきましょう。

生息範囲による地域性もありますが、初心者、入門者そしてあまり野外で遊んでこなかった方などは、是非とも確認しておいてほしいものです。

九州には居ないが危険性第一は熊!

九州のは絶滅していると言われ、残念ながら筆者は警戒するという意識はこれまでほぼ持ってきませんでした。ただし祖母傾山系では、度々視認報告がなされては調査が行われるということを繰り返しいるため生息している可能性も全くの零というわけではありませんが…。

四国で渓流釣りを本格的に始めた当時、民俗研究のフィールドワークで古老からも「熊はもうおらんき、心配しなやw」と言われてました。その割に祟り関係の伝承で熊が度々登場していた事を考えると、熊が消えたのはそんなに遠い過去ではなかったんだなと思わされます。

最近では、四国にも剣山周辺でわずかに生息が確認されているらしく、少し安心したような釣りだと嬉しくないような…、素直な感想です。それでも、九州や四国で釣るならほぼ考えなくてもよいのが熊対策となります。

それ以外の本州や北海道に棲息しているのはツキノワグマとヒグマとなりますが、体格も大きく武器(爪)も凶悪です。
近年では各種のニュース等でもご存じの通り、昔よりも頻繁に遭遇事故が発生してますし、最悪は死亡にまで至りますので警戒と対策は必要と思います。

危険な野生動物 ヒグマ
会いたくないです、マジで…

事故が起きるたびに「背を向けて逃げるな」とか「死んだふりはダメ」などと言われてますので、ここで取り上げておきたい基本的な対策は大きく以下の二つ。

●声や鈴、ラジオなどでこちらの居場所を知らせる。
●撃退スプレーを持つ(最終手段)。

※撃退スプレーを風下側から噴射すると、自分が撃退された上に失明する可能性もあると聞いてますので注意しましょう。筆者は釣りや山に入る時は常に風の方向を気にするようにしていますが、主に猪と出会わないためでありますし、これは熊でも有効と考えます。

とにかく大事なのは、「突然目の前に!」という遭遇を避けることかと思います。次段の猪への対策でそのあたりを解説しておきましょう。

猪突猛進 逃げることは難しい

野生動物の危険度では、間違いなく熊と猪がツートップでしょう。

熊より小さいとはいえ、も体格がっちりで武器(牙)も凶悪です。
それでも伝説持ち級の爺様(筆者友人の爺様)などですと、畑作業をしていた時に突っ込んできた猪を鍬で撲殺し、笑顔で牡丹鍋を振舞ってくれたことはありますが、しない方が良いですし真似もできないと思います。

熊と同じく逃げたら追ってきます(体験済み)なので、遭遇しないようにするのが一番。撃退スプレーや鍬、手槍が無ければ(笑!)、少しづつ後方へ下がるか木に登るくらいしかなく、後は相手が引いてくれるのを祈るくらいです。

危険な野生動物 イノシシ
こんなにかわいいサイズならまぁビビりませんが…

渓流釣りで猪(熊にも通じると考えます)への個人的な対策ですが、声を出す(唄うw)だけでなく、足跡、啼き声、臭い、風向きと強さに気を配っています。

1 唄いつつ話しつつ移動し、糞、足跡やヌタ場らしき場所を見つけたら警戒態勢を採ります。
2 臭いが届いた場合はこちらが風下の危険、相手がこちらの音や臭いに気づかない可能性があります。
3 歩行時は進行方向に向かって自分が風上なら音や臭いが届きやすくて有難いなぁと思ってます。

※猪や鹿はヌタ場(ニタ場とも)と呼ばれ、体表に付いているダニなどの寄生虫や汚れを落とすために泥を浴びる場所を作りますが、川原でも類似の行動を取っているようです。

ちなみにビビリの筆者がとる警戒態勢とは、声を出しつつ周囲確認し近いと感じる(あくまで勘頼りw)ならその場を離れる準備、最悪車まで戻るが基本です。
伝説級の爺様やはじめの一歩に出てくる鷹村などと違って戦闘力に自信もありませんのでね…。

一応だが、犬、猿、鹿も

確率も低く積極的に襲われることもないでしょうが、にも幾分注意が必要かと思います。
猿は場所によって濃淡がありますが、こっちが弱いと気付くと徹底的に纏わりついてきます。高崎山のある大分市周辺で出会ったことがなく、四国山中でしか遭遇経験が無いのは若干不思議ですが、猿は群れる点が怖いと思っています。

大分、熊本、宮崎の各県境の山地帯に入る時に、今だに山犬に注意しろと言われることがあります。
かなり前になりますが、大分県祖母山系では狼(≒山犬)か?といった写真も出回りましたし、関東では秩父山系も知られています。

※今では野犬的意味が強くいわゆる狼(≒山犬)とは乖離している部分もありますが、古い地元の方は犬≠山犬と分けていたのは記しておきましょう。

そこまで警戒しなくて良い動物は、狐、鹿、カモシカや小型動物(兎、狸他)でしょう。

鹿は可愛らしく思えますしそうそう襲ってくることはないのですが、雄鹿の角は当然危険です。
またカモシカは釣り場よりも登山時に見かける方が多いのですが、人を襲うことはないと聞いてます。

なにより蛇が居た…。

毒があるのはヤマガカシマムシで、渓流釣りだけで言えば間違いなく猪や熊よりも遭遇しやすく、危険で噛まれた個所や遭遇地点によっては命にかかわります。
それでも踏んで首根っこを押さえマムシ酒とすることも可能ですが、周りに詳しい方が居なければ止めておきましょう

近づくのは危険ですので見つけたら迂回推奨、気付かずに踏んだら噛まれますので藪や草の多いところに足を入れるときは確認すべきです。
ただし個人的な経験からこちらを認識すれば逃げていきますし、マムシや夜行性ということもあって解禁時から春にかけてはほとんど気にしませんが、夏から秋にかけては注意しています。

夏は温度が高いため動きが鈍くなっており蛇がこちらに気づかないことが多くなり逃げてくれず、質の悪いことに川原の岩などで涼んでいる(意外に日光浴好きらしいw)ことがあります。
前方の大岩へと飛び移った後輩がものの見事に後方の岩へ飛び戻ったので、「すげぇ@@」と驚いてますと、
「マムシが鎌首もたげてました><」とのこと。

また滝など巻く際やブロック壁に穴があると手掛かり・足場にしやすいのですが、マムシが中で休んでいる時があって沢登りの人が噛まれたことがありますので注意をしておきましょう。

そして、田舎でありがちなので耳に入れたいのは、蒸し暑い夜のアスファルトは蛇にとって冷たくて気持ちが良いらしく、飲んだ帰りなど見えずに踏みつけて噛まれる話をよく聞かされました。
キャンプ場などでは夜に歩く際は、懐中電灯類を持っていくと良いかと思います。

秋は繁殖期に入りますので、卵を守って気が荒くなっていると言います。足音が聞こえたりすれば通常は逃げようとするのですが、この時期は逃げることはないため注意です。

憧渓的野生動物対策

基本こちらが怖いと思うと同じく、彼らも怖いと思ってます。言えるのは、「侮らない」こと、「恐れすぎて背を向けて逃げない」ことでしょう。
熊に対する策(いわゆる熊鈴)はしてきませんでしたが、猪や鹿と同じく音を発するというのは有効だと思っており、大概の動物の場合こちらに気づけば警戒しつつも逃げていきます。
ただ、蛇でも書きましたがどんな動物でも繁殖期は注意で、逃げずに警戒から臨戦態勢をとることがあります。

九州四国の猟師さんに伺ったり東北のマタギの話などからも、声やラジオでこちらの存在を知らせておくのが熊や猪に遭遇しない確率を上げると聞いていますので励行してます。

それでも、ラジオや鈴にはあまり意味がなく「スプレーを所持しておくべき」という専門家も居られます。確かに接近した場合のスプレーは最終手段として持っていると良いと思ってますが、まずは遭遇を回避するのが一番かと思います。
ただ、人や里に慣れた個体は鈴の音で寄ってくる可能性を否定できませんので信用しすぎないことも大事。

確かに自分も鹿や猿とばったり出会ったってときは、釣り集中、ポイント移動のため静かに行動していた時や川の音が大きな場所でした。林道などでは同行者がいれば常時話してますし、単独なら唄ってます(恥ずかしいですがね、ビビリなものでw)。

音を立てるほどの強風の日や深い谷合の水音などでは周囲の音が聞こえにくく、こちらの音も届きません。猪に追われたのもまさにこんな日でした、遭遇は突然起きますww

そこで、渓流釣りで野生動物全般に対して意識すべきことや所持しておくべき道具を纏めておきます。

●熊鈴やラジオを携行するか声を出す。
●こちらの居場所を知らせる(会話、唄うw)、ただし威嚇するような大声はダメ。
●臭いがした(相手が風上の場合が高い)ら、警戒するが大声はダメ。
●夏から秋のマムシには注意、特に踏まないように。

●撃退スプレーを所持しておく、噴霧時は風向きに注意を。
●怪我にも備えて消毒液・傷薬は常備、できれば笛、毒吸引機も。

川原の足音は魚を散らせますが、声は気にしなくても大丈夫です。
笛は遭難時や大怪我の際に居場所を知らせるのに役立ちます。

まあ所詮動物対策の素人ですので、呪い(まじない)代わりに読んでおくと良いかもです。

正直、これらが絶対とは思っておらず、運がいいだけだったと考えています。

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