九州の渓流でエノハ(ヤマメとアマゴ)を探して彷徨います。地元情報の発信も♪

渓流茶房エノハ亭 

大分県の川とエノハ

芹川・七瀬川のエノハと渓流釣り・附水系繪図 大分川水系

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~芹川、七瀬川の渓流釣りとエノハの概観~

芹川は大分県旧緒方町(豊後大野市内)から竹田市周辺を流れるの緒方川及び玉来川と共に、大分そして九州を代表する大物エノハ河川といってよいだろう。芹川・緒方川・玉来川ともに最近は魚影が薄くなっている気がするのは、人気や情報が益々広がったせいかとも思うが、それでも今なお尺物の声は珍しくない。

本流尺エノハをメインに年10本以上そして、夢の40アップからそれ以上を心に描くのなら通ってポイントを切り開くことをオススメする。

大船山とくじゅう連山

写真参照:ツーリズムおおいた

七瀬川は個人的な好み(そしてプラス評価w)もあるが、隠れた名川「だった」と思っている。大分市街地からの近さは言わずもがな、ナメに刻まれる溝の川床、大渕と瀬の連続、遡行の練習にもなる区間、源流部のチョイ釣り、そして育まれたエノハは色どりも鮮やか。短い流程の中に東九州の川の特徴が凝縮されているといえ、渓流釣りをここで始めてたらどこでも通用しそうだなと思わされたのも事実。

残念ながら七瀬川の大物エノハ核心部でもあった箇所を中心に全てダムに沈んでしまった。稲葉川にダムができたのと同様で完成前後以降は完全に足も遠のいてしまった。ただ釣り場としては上~源流部と支流は残っているので、九寸~尺クラスなら狙えるだろう。

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芹川、七瀬川の概要と観光

芹川の源流域にあたるのが標高1786mの大船山(たいせんざん)であり、久住山とともにくじゅう連山の主要峰である。芹洋子の坊がつる賛歌2番の歌詞にもあるとおり、ミヤマキリシマと山頂の火口跡が美しい山である。直入から久住方面で坊がつる賛歌、北川方面で宇目の唄げんかを歌いながらエノハを釣っている変なオヤジともしも…、もしも出遭ったとしたらそっと生暖かい目で見守り、通報などしないでほしい。

 ミヤマキリシマ 咲き誇り
 山くれないに 大船(たいせん)の
 峰を仰ぎて 山男
 花の情を 知る者ぞ

禁猟後となる秋の紅葉期に男池からのルートは特に美しくてオススメしたい、足慣らしにもなるのでいかがだろうか。

長湯温泉療養文化館「御前湯」

大船山の恵みを受けて湧き上がるのが、長湯と七里田の両温泉。どちらも炭酸泉として有名で、登山や釣りの基地とするにも良い。温泉館や共同温泉・私営温泉はじめ外湯(日帰り入浴)も受け付けている旅館もあり、昼食休憩含めて釣りの疲れを癒すのもいいだろう。

さて、七瀬川方面でエノハが釣れないって時は、源流に沿って国道442号線を上がり旧朝地町温見を越えて左折すると、石楠花寺(しゃくなげでら)とも呼ばれる神角寺はいかがだろうか。境内にある約500本のシャクナゲが毎年5月頃に見頃を迎える。そして山門の両脇には鎌倉時代前期作とされる、高さ約2.5mの一対の寄木造彩色の木造金剛力士立像(国重文)は見事。ただし、ちょっと見づらいw 彫刻家として知られる朝倉文夫記念館も近くにある。

また野津原中部小学校先の交差点で県道412号線を進めば、旧肥後街道である。旧野津原町今市はその宿場町として栄え、本陣、脇本陣、茶屋、代官所、造酒屋が軒を並べていた。現在も町の真ん中に石畳が残り、往時を偲ばせてくれる。この街道は加藤清正が熊本入国の際して使用し、後に参勤交代のために整備・拡張され豊後と肥後を結ぶ主要幹線として栄えた。この沿道にあたる久住、野津原、鶴崎は熊本藩領。

今市の石畳

写真参照:ツーリズムおおいた

芹川の渓流釣りとエノハ

芹川は国道210号線にかかる櫟木ダムにて大分川と合流する。大分市方面からなら国道442号線・県道412号線経由が良いが、由布院温泉方面からだと由布市庄内町大龍(おおたつ)からの県道30号線が一部区間が整備されかなり早くなったので、湯平温泉から大規模農道を進み花合野川や阿蘇野川の様子を見ながら長湯温泉付近にでるのかは悩ましい。阿蘇野川夜見渡下流仁瀬にある橋を渡って長湯温泉に行くルートもあるが、こちらは緊急用に憶えておいた方がいいのではという程度。

芹川水系の絵図

大分川の合流から芹川ダムの岡倉付近のインレット、そして長湯温泉にかけての筋が芹川本流。エノハは主にこの岡倉付近のインレットから上流での広い範囲で釣ることができる。ただし見るからに大場というポイントは少なく、ちょっとした段からの開きやナメ溝を刻んだような1枚岩のキレット部分の釣りを強いられる箇所が点在し、独特な釣り場が形作られている。

また芹川本流筋は入渓しやすいところとそうでないところの差があまりにも激しい川でもある。大袈裟に言えば「由布川か@@」と思いたくなる側壁箇所や「水の流れていない藤河内か?」というナメ床帯などは、昨今余程の好き者でしか堪能しないだろう。また源流に近づくに釣れ張り出した枝や木々にも悩まされるだろう。

この全域において、マス化というか、銀色に輝く尺エノハをかなりの確率で狙えるが、もちろん魚影の濃淡はあるのでポイントはしっかり探してほしい。福岡を中心に県外ナンバーも良く見かける、負けるな地元w 大分川水系では阿蘇野川とともに人気・実績が高く、ルアー、フライ、テンカラ、餌など釣法を問わず結果がでる。

芹川の流れ

長湯の炭酸泉と入浴者の養分がたっぷり沁みだしているから(笑)か、水は美しくないがクロカワ虫をはじめとする川虫の成長は早い。
夢はガニ湯に入浴しながらの釣りか? 虎視眈々と狙ってはいるのだが…。

また、湧水を汲んだり飲んだりできる場所も多く、まさに自販機要らずの川。国民宿舎が無くなったのは大きなショックでした。

※禁猟区:直入町大字長湯字天満橋より下流肥後井堰までの間600m程

('16追加)
インレット付近は魚止めの滝となっているので、その上流からの区間は入りやすく型も狙えるがエノハの魚影は非常に薄い。遡行はするならとめはしないが、良いタイミングで知らずに出会うとその不思議な光景に目を丸くするだろう。解禁からワカサギの時期に滝下のインレット周りでエノハやニジマスの大物チャンスはありそうだ。

大石川、冷川、七里田川、河内川、杜家川など(芹川本流上流域)

基本はお茶濁し程度に行く川で芹川本流筋野の上流部にあたる支流群。西から大石川、冷川、七里田川、市川、河内川、杜家川他小さな河川が、大船山から久住山にかけての南斜面の丘陵地を削るように流れ下る。

釣り場はおそらく想像するより長く感じられるだろうし、入渓箇所探しにも苦労はするだろうが、入ってしまえばボチボチと楽しむことが出来る。もちろん源流部なので、ブッシュでの苦戦は必至。短竿もしくは短仕掛けでサクサク上を目指したい。

芹川のエノハ

もちろん尺物以上の実績もあるので、解禁時の入りやすいときに開拓・確認しておき季節とタイミングを図ると美しいエノハに出会えるだろう。かつては大石川の源流域を大野川水系境川と思い込んでいたこともあり、改めて地図を読むことの大切さと楽しさを教えてくれた川でもある。好きな人はぜひとも現地確認をオススメしておく♪

馬門川(芹川支流)及び同支流の城後川、二又瀬川

馬門川(まかどがわ)は、竹田市直入町下田北立石にて芹川ダムに直接流れ込む芹川の支流で、開拓時に良く通っていた記憶が懐かしい。河川改修で荒れ、砂の出たのを見たときに悲しくなって行かなくなってしまった。

ダムのインレットから馬門川と城後川の出会いを過ぎてどちらの流れもも魚止めとなる滝までいくらか距離があるので、ダムからの遡上物もありだと思うが確認はできてない。解禁からチビエノハメインに八~九寸くらいまで狙えると思う。全体として田んぼの端の用水路となるので、面倒なら上からドカンと勝負してもよい。本流筋と違った野性味のあるエノハが苦労に応えてくれるかもしれない。

注意は40cmオーバーの野鯉が細仕掛けに来ることだろうか。エノハ狙いの0.4号の通し仕掛け・ミミズのえさで、42~3cmの野鯉が来た。川幅が2~3mの流れの中を、下流へと2~30mほどグイグイ持っていかれ、ハリは伸びてしまった。こんな上流で・・・?と思ったものの、当時は嬉しい外道であった。その後も時折それ以上のコイをと願っていたが、その淵も潰れてしまった…。

('05、'16追加)
水量は安定していたと聞いている。全体的に魚影は濃いとはいえないが、芹川本流筋が濁りでどうしようもない時の予備ポイントとしておくのも良いだろう。ただし、狙える箇所は限られているので、事前に入渓箇所はチェックしておきたい。

七瀬川の渓流釣りとエノハ

もともとは年に1度くらい、遡行のリハビリを兼ねて出かけていたのが七瀬川。近い割に意外と渓相が厳しい支沢もあり、初心者がてこずりそうな場所もある。水はお世辞にも美しいとは云わない。それでも、国道442号線沿いなので、入渓しやすく初心者から気軽に楽しめるポイントも多いので、大分市周辺域で渓流釣りを始めるならお勧めしたい川の一つで、エノハも存外美しい。

七瀬川水系の絵図

かなり下流からもエノハは居り、旧野津原町全域をメインの釣り場と捉えている。サイズとしては8寸越えの良型から尺越えまでが狙える。単純にサイズ狙いはどうしても中流から下となり、鮎にエノハの噛み跡が残ったのも多いとは友釣り師の言。流れ自体が厚いとは言えないので、入りやすいところはスレが早く、ポイントの選択と切り替えが釣果をわけることになるだろう。

その他のポイントは、支流や本流の源流域になるだろう。流程自体が長くないので、テンポ良く探って上を目指し反応を見ながら上下流もしくは別谷を目指すのが良いと思う。流れの薄さと入渓者の多さで中々手にすることはできないが、口周りに野性味あふれる尺前後のエノハがひっそりと隠れているので、ハリス周りの傷みには注意をしておこう。

七瀬川

('05追加)
今年度からダムの本体工事も本格化。周囲の山も禿げたせいか保水力も格段に落ちたように思え、1末~2初にかけての渇水期の水位の落ち込みは、大分川水系の他河川より激しく感じられる。台風の爪痕が激しく残るところもあるので、支沢によっては数年以上釣りになりそうにならないところもある。全体的に昨年より落ち込むのではという予想もしている。満足に中流部が釣れるのは最後になる…、悔しい。

('16追加)
サイズ狙いは終わっているといって良いだろう。それでも昔から現ダム下流域でもエノハの結果は出ていたし、現在も人を見かけるので水況がよければ狙えると思うので開拓しておいて損はないかもしれない。単にサイズが欲しいなら通う必要はなくなったように思う。

大分川その他の支流と渓流釣り・遊漁券等の情報

大分川本流筋・白滝川・由布川・小狭間川
・芹川・七瀬川(大分川支流)
阿蘇野川・花合野川(大分川支流)
大分県の渓流釣り解禁情報(別サイト)

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