
渓流釣り入門者が独学でもヤマメ、アマゴ、イワナをまず1匹釣ることができるようになること、そしてツ抜け(10匹以上)や尺物の渓流魚・トラウトと出会えますようにと願っております。
この入門編は釣り方(エサ、ルアー、毛ばり)の解説ではなく、初めての方々に知っておいてほしいと思われるもの。例えば、マナー、事前に準備する道具、ポイント名称、危険回避と安全な釣り、用語、季節と釣りなどなどを分かりやすく解説してまいります。
※釣り方や道具・装備類については別項で解説。
※令和2年3月末現在 内容の見直し及び記事の修正中。
渓流釣りの基礎知識 入渓前の準備が安全と釣果に繋がる!
何よりフィールドにて経験を積むことが大事と考えてますが、入門者や初心者の方にはこの渓流釣り入門各記事を参考にして準備をしていただき、安全かつトラブル時の参考になれば幸いです。
まずは、「とにかく、川にでかけて釣ってみましょう!」、一匹でも釣れればすでに脱入門者完了ですから♪
釣り場でトラブルにあわないために
渓流釣りを簡単に言えば、「山(川)歩きしながら釣りをする」となり、登山と釣り両方のマナーや自然知識が必要な場面がでてきます。入門者で「山も釣りも初めて」という方は、トラブル対策のためにもしっかりとご確認ください。
- 解禁区間と禁漁区、禁止事項
- 遊漁券購入の必要性と規則
- 渓流と釣り場のマナー
- 転倒は渓流釣りに付き物
- 増水や滑落の危険
- 注意したい野生動物 熊・猪他
- 渓流釣りで厄介なハチやヒル、他
- 渓流釣りを安全に楽しく トラブル回避
渓流釣りの対象魚、トラウト類の生態
渓流釣りの対象魚であるヤマメ、アマゴ、イワナ、ニジマスなどを総じてトラウトと呼んでおりまして、釣りをするなら相手の好みを知っておくのも入門者として大事なことかと♪
パーマーク、アブラビレ、降海型のサツキマスやサクラマス、原種など渓流釣りにかかわる人にはこれらに拘る人も多いです。私ですか? もちろん尻ビレフェチで通っております♪
釣り場と渓流の基礎知識 ポイントを知ろう
この章では、各ポイント毎の詳細な釣り方ではなく、渓流釣り入門者のために川の構成を知ってもらうもの。瀬や渕にトロ場と言った箇所が組み合わさって渓流釣りのポイントを形成しているので、釣行場所に立った際に役立ってほしいと考えています。
- ヤマメとアマゴの釣り場となる 源流部~下流部の特徴
- 渓流釣り場を構成する瀬、渕、滝他を知ろう
- 渓流の基本も攻略も落ち込みから
- 渓流釣り場を構成するポイントの名称
渓流釣りの季節を知る
渓流釣りの対象魚となるヤマメ、アマゴ、イワナなどですが、季節が過ぎるごとに成長し色や姿形が変わり、捕食位置や行動も変わることがあります。そこで季節毎に指針となる情報を纏めてみましたので入門者の皆さまの参考になれば幸いです。
釣行の装備を整えよう
- 渓流釣りに必要な装備と考え方
- ウェーダー
- 鮎タイツ・沢靴
- 渓流釣りで使いたいウェア
- 玉網・ランディングネット
- 魚籠(ビク)・クリール
- ザック・ベスト
- あると便利な装備類(小物)
釣り場に立ち渓流魚を手に入れるために
- 釣り場選び
- 釣り場情報は新しい物を確認する
- 地形図が読めるともう一つ楽しくなる
渓流釣りの用語・慣用句
意外に山関連の用語が多いのは個人的趣向です。
掲載内容の一部は時間のせい(2002年頃w)で劣化していたり茶化してる部分もありますが、そこはご愛嬌ということでお願いいたします。
その他
※項目掲載記事にリンクがないものは原稿作成中のものとなっております、アップをお待ちください。項目が挙がっていないものは「あ~でもない、こ~でもない」、と悩んでるということで♪
※写真や暫時気づいたことは再構成し、随時修正アップしています。
なお、筆者は九州及び四国が渓流釣りのメイン釣り場でしたので、山行テン泊で3日以上、雪・熊対策などは対応できておりません、あしからず。
▼疑問・提案が…▼
記事内の不明瞭部分・よりよい方法や、記事にしていない渓流釣りに関することでも疑問がありましたらこちらのお問合せフォームからお気軽にご連絡ください。分かる範囲で記事に追加もしくは別項でお答えしたいと思います。自分の勉強にもなりますし♪
渓流釣りと筆者
渓谷の美しさやヤマメ・アマゴ・イワナなどのトラウト類の美しい魚体に魅せられ、朝靄の渓谷に響く沢の音に尺物との出会いを夢見て、川を渡り岩を登り一心不乱に糸を送り続け、夕映えの林道をぽつねんと下る。これが筆者の渓流釣りのいつもの姿。
個人的には所謂ルアー、フライ、テンカラ、餌釣りなど一通り経験して釣果を上げておりますが、基本はのべ竿を使った釣りがメインです。
誰もが最初は渓流釣りの入門者だ^^w
筆者も独学で渓流釣りの入門者となったせいか、最初の一匹に出会うまでかなりの時間が必要でした。高知の鏡川に自転車で何度となく通ったが全てが空振りだったような(笑)。
今振り返れば理由は簡単で、季節的(夏に半パンで川遊びと共に始めたような…)にアメゴの居る場所で釣っていなかったのである。それからアメゴ情報を入手し、旧鏡村の吉原川に穴内川や旧土佐山村の東川川・高川川と奥へ進み基礎的な技術を確立し、足が原付になれば仁淀川、吉野川の上・源流域、物部川、安田川、奈半利川と行動範囲が広がるにつれアメゴの釣果は格段に上がり、初心者の段階はいつの間にか過ぎていきました。
その経験もあるからか、基本的な姿勢は「ポイントは自分で開拓する!」でござる。これは入門者、初心者問わずにそう思ってはいるのだが、自分の遠回りの経験から「そうも言えないか」と思うことも。
できれば読んでいただける全ての方に場所を公開したい気持ちはあるのだけれど、淡水のキャパシティは非常に小さい。例として関東から中部・近畿にかけての人気河川でヤマメやアマゴの追加放流が行われるのは何故かを考えればすぐに分かるでしょう。
そうヤマメ・アマゴ・イワナをはじめとする渓流魚は山の奥に居る釣りにくい幻の魚ではなく、解禁後すぐに居なくなるから幻の魚なのである(笑)。サイト上で詳細なポイントをできるだけ公開しない姿勢は、この理由とご承知おきください。

今回の「渓流釣り入門」ではWEBで公開するということで、各内容においてエサ、ルアー、毛ばり(テンカラ・フライ)など釣り方を問わず、初心者が渓流釣りを始めるのに役立つことを念頭に置き、釣り方に囚われすぎることのないように記述するつもりです。
この入門を読んで渓流釣りを始めた方々にとって、少しでも役立ったと思っていただければ幸いでございます。
渓流釣り入門における参考文献・サイト
あまり難しく考えずに、釣り場に向かいましょう♪ 現場でしか拾えない事実ばかりだと思っておりますし、楽しみ方も人それぞれなので貴兄らしい遊びになれば幸いと思っています。
安全第一をモットーにして、渓流釣りをお楽しみください。登山と一緒で、家に帰り着くまでが釣行です♪
※なお、当「渓流釣り入門」の各記事を参照にした際の釣り場での事故・怪我等は自己責任でお願いいたします。
【参考文献】
●「ヤマメ・イワナ釣り完全マニュアル 渓流釣り」 下田香津矢 成美堂出版 2001年
●「新 ヤマメ・アマゴのすべて」 週間釣りサンデー編集局 1989年
●「渓流釣り道場 入門編」 大陸書房 1992年
●「新戦略 渓流」 週間釣りサンデー編集局 1994年
●「新アマゴ・ヤマメのすべて」 週間釣りサンデー編集局 1989年
●「完全解説・本流釣りテクニック」 白石勝彦 山と渓谷社 2000年
●「零釣法のすべて」 伊藤稔 釣り人社 2002年
●「ヤマメ・アマゴその生態と釣り」 加藤憲司 釣り人社 1990年
●「渓流のヤマメが釣れる人・釣れない人」 細山長司 釣り人社 2000年
●「渓流の超大ものが釣れる人、釣れない人―大型の遡上魚を釣りたい人へのヒント集」 細山長司 釣り人社 2000年
【参考サイト】
●サクラマス・サツキマス 渓魚の生態考察
●渓道楽(たにどうらく)
●四国の渓流釣り
●九州の遡渓